
店舗運営に携わる皆様は、Yahoo! JAPANが提供する無料の店舗情報管理ツール「Yahoo!プレイス」の登録はお済みでしょうか。
MEO対策が身近な課題となった昨今では、各サービスに対する正しい知識が必要です。
今回はYahoo!プレイスについて、メリット、デメリットや登録方法を紹介しながら、サービスの概要と基本的な使い方を紹介します。
※■POINT※
Yahoo!プレイスに登録することでYahoo!JAPANの各種サービスで表示されやすくなる
大きなデメリットは特にないが、Googleと比較すると利用者数は少ない

Yahoo!プレイスは、店舗や施設の公式情報をYahoo!検索やYahoo!マップなどに掲載できる、店舗情報の発信ツールです。Yahoo!プレイスを利用して得られる、以下のメリットを紹介します。
Yahoo!JAPANの各種サービスで表示されやすくなる
多くのユーザーに詳細な店舗情報を提供できる
Googleの各種サービスとは異なる層へアプローチできる
LINE公式アカウントの友達追加が利用できる
無料で施策ができる
Yahoo!プレイスに登録した情報は、Yahoo!検索・Yahoo!マップで表示されます。
Yahoo!検索
地区名+業種名(「新宿 カフェ」など)で検索をかけた際、その要素を含んだYahoo!プレイスの登録情報が検索結果として表示されます。店名・営業時間・ユーザーからの評価などが簡潔に表示され、店名をクリックすると詳細情報を閲覧できます。
Yahoo!マップ
マップの範囲内にある店舗の情報として、Yahoo!プレイスの登録内容が表示されます。
Yahoo!検索と同様、店舗の概要から詳細情報までを確認できます。
Yahoo!JAPANの特徴は、検索機能にとどまらない豊富なコンテンツです。Yahoo!ショッピングやオークション、Yahoo!知恵袋など、幅広いサービスを提供しています。
LINEヤフー株式会社の資料によると、Yahoo!JAPANの月間利用者数はおよそ8,500万人であるため、多くのユーザーに対して店舗情報を提供できます。
Yahoo!プレイスの類似サービスとして、Googleビジネスプロフィールがあります。Googleビジネスプロフィールは、Googleの各サービス(Google検索、Googleマップ)に店舗情報を表示させるものです。
Webトラフィック解析を行うStatCounterのデータによれば、検索エンジンとしての日本国内のシェアはGoogleが約80%、Yahoo!が約10%です(2024年10月)。
検索機能だけを見ればGoogleが大きなシェアを占めていますが、先述のとおりYahoo!JAPANは幅広いコンテンツを持っています。
LINEヤフー株式会社では、Yahoo!各種サービスを「若年層・シニア層双方にとって使いやすいサービス」としています。Googleはユーザーの構成について明らかにしていませんが、Yahoo!プレイスの活用によって、Googleユーザーとは異なる層へアプローチできると言えそうです。
2023年10月、複数企業の統合によりLINEヤフー株式会社が立ち上げられました。この経緯もあり、Yahoo!プレイスではLINE公式アカウントとの連携に強みを持っています。
Yahoo!プレイスの管理画面からLINE公式アカウントのIDを登録すると、検索結果に「友だち追加」を表示させられるようになります。
LINEでの気軽なプロモーションやイベント告知を通じ、新規顧客の呼び込みやリピート率の向上につなげられるかもしれません。
Yahoo!プレイスの登録や利用は無料です。初期費用だけではなく、月額費用やその他の課金制度もありません。広告費用をかけずに運用できるため、個人経営などの小規模な店舗であっても始めやすいサービスです。
結論から言えば、大きなデメリットがあるわけではありません。
ただしGoogleに比べると利用ユーザー数が少ないため、口コミ投稿をはじめ、得られる参考情報に限りがあります。
また現状のYahoo!プレイスにおけるアクセス分析では、高度・詳細な統計情報を得られないため、機能に物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
Yahoo!プレイスへの登録手順を紹介します。
Yahoo!アカウントの作成
Yahoo!プレイス公式での登録申し込み
電話による確認
登録完了
Yahoo!JAPAN IDを持っていない場合は作成しましょう。Yahoo!JAPANの各種サービスのページ上部には、「新規取得」のリンクがあります。
(例)

リンクをクリックまたはタップし、携帯電話番号を入力してください。確認コードを記載したSMSを受信します。確認コードを入力し、生年月日などの属性情報を入力すれば、Yahoo!JAPAN IDの作成は完了です。
Yahoo!プレイス公式サイトから、利用登録の申し込みができます。
1つの店舗のみで利用する場合は「1店舗申し込み」を、2店舗以上で利用したい場合は「複数店舗申し込み」を選択します。ここでは店名や住所など、大まかな店舗情報の入力が必要です。
なお複数店舗申し込みの場合は「子施設登録シート」をダウンロードし、別途入力する必要があります。シートには「数字は半角」「環境依存文字(Ⅱ、Ⅲなど)の使用不可」などのルールがあるため、不備がないように入力しましょう。
申し込みから3〜7日以内に、Yahoo!プレイスの営業担当者が登録された電話番号に確認の連絡をします。この電話確認では、店舗情報の確認などが実施されます。電話の対応に応じなければYahoo!プレイスアカウントは開設できません。
審査結果に問題がなければ、登録完了の旨が記載されたメールが届きます。管理画面にアクセスし、店舗の詳細情報や写真の追加がおこなえるようになります。
Yahoo!プレイスでは、店舗運営に役立つ多くの機能を利用できます。
店舗情報を管理する
お知らせを投稿する
写真を投稿する
口コミの管理と返信をする
アクセス分析をする
管理画面から、店舗情報を登録・編集できます。以下の基本情報は必須項目です。
店舗・施設名
カテゴリー選択(必要ならサブカテゴリを追加する)
電話番号
店舗・施設の住所
加えて営業時間や休業日、紹介文やキャッチコピーのほか、利用可能な支払方法の管理ができます。また、店舗の公式サイトやSNSアカウントも登録しておけば、店舗情報に表示されます。飲食店では設備や提供サービスのPR情報を設定でき、美容カテゴリの業種ではスタイリスト・スタイル情報も登録可能です。
イベントやキャンペーン情報などをお知らせとして投稿できます。登録できるのは以下の項目です。
写真
タイトル(イベント・キャンペーン名)
お知らせ内容(300文字まで)
掲載期間の設定
これらの情報が施設詳細ページの「お知らせ」タブに掲載され、概要タブの「最新お知らせ」欄にも5件まで表示されます。頻繁な更新によって、ユーザーの認知度アップや新規顧客・リピーターの獲得も見込めるでしょう。
写真管理ページには200枚まで写真を登録できます。これらを用途別に以下のタイプへ設定しましょう。
カバー(店舗詳細ページのトップ画像)
製品・サービス
内観
外観
その他
使用可能な画像ファイル形式はjpg、gif、pngです。1枚あたりのファイルサイズは10MB以下に限られます。画像の寸法は横720px以上、縦720px以上の大きさが必要です。ユーザーがお店をイメージしやすいような、効果的な宣伝を心がけてください。
ユーザーから投稿された口コミの管理・返信ができます。返信は口コミの管理ページの「クチコミに返信」ボタンから最大4,000文字まで投稿が可能です。返信の確認画面では2つのボタンがあります。
修正:返信文を書き直す
削除:返信を削除できるが元には戻せない
また、基本的に店舗側ではユーザーのクチコミを削除できません。書き込まれた内容が利用規約に違反しているクチコミは、Yahoo!プレイスの運営へ報告して削除してもらいます。しかしクチコミは苦情も含めて顧客の反応を得る貴重な機会です。
ポジティブな内容にはもちろんのこと、ネガティブな口コミにも丁寧に対応しましょう。こまめ・誠実な返信はお店のイメージアップにつながります。
分析ページの概要タブでは店舗情報ページの閲覧数やユーザー数、クチコミ数や1ヶ月の1日平均表示数といったアクセス状況を確認できます。
施設情報の表示数:Yahoo!JAPANサービス内で表示されたページビュー数
アクション数:情報ページ内のボタンクリックの合計数
ユーザー数:情報ページを閲覧した人数
クチコミ数:書き込まれた口コミの件数
施設情報タブから、閲覧したユーザーの性別や年齢、検索デバイスを確認できるので顧客層の把握に役立つでしょう。「自分たちの宣伝がどういった層に見られているのか」「今後はこういう層にもっと訴求したい」など、店舗の運営に活用してください。
集客・口コミ管理をより効率的に行えるようにするのが、イクシアス株式会社が提供する「STOREPAD」です。
STOREPAD はYahoo!プレイスをはじめ、大手ポータルサイトなど、幅広いサービスと連携しているツールです。各サービスの口コミを一括表示・一括返信可能で、AIによる返信の内容分析機能も備わっています。
口コミ機能にとどまらず、予約・追客までを全てカバーできるツールなので、ぜひご検討ください。
今回は、Yahoo!プレイスを利用するメリットやデメリットを解説しました。
紹介したとおり、デメリットらしいデメリットはありません。Yahoo!JAPANのユーザー層に訴求するだけでは物足りないという方は、Googleビジネスプロフィールと並行してMEO対策をおこなうと良いでしょう。
また、Yahoo!プレイスの口コミ管理におすすめするものとして、STOREPADを紹介しました。
ツールの導入は、MEO対策にかかる時間を大幅にカットし、業務の効率化を期待できます。
Yahoo!プレイスの利用をお考えの際は、今回紹介した内容をお役立てください。
店舗ビジネスの成功を左右するのは「集客」と「顧客満足度」です。店舗事業者が押さえるべき基本的な集客手法から、ポータルサイトやホームページの活用法、Googleビジネスプロフィールの攻略ポイント、SNSマーケティングの基礎知識、さらにはUGC(ユーザー生成コンテンツ)や口コミの活用まで、実践的なノウハウをぎゅっと詰め込みました。 無料でダウンロードできますので、ぜひお店の集客やマーケティングに役立ててください。
監修者プロフィール
折川 穣(Jo Orikawa)
IXYASのCMO。ex-Google。複数のスタートアップにて営業・マーケ・CS組織を立ち上げ、SaaSのAPI連携や販売代理モデルを構築。Microsoftではパートナーと連携し、AI市場の拡大戦略を推進。MAIAの取締役COOを兼務。https://www.linkedin.com/in/jorikawa/
