コロナ禍でもっとも大きな打撃を受けた業界の一つが飲食店です。
緊急事態宣言によりお店を開けられなかったり時短の影響があったり、お酒の提供ができなく閉店に追い込まれた店舗様も多いです。
特にバーは緊急事態宣言や蔓延防止措置のためにお酒の提供ができなかったりしたために大きな影響を受けました。
バーの開業は人気だったもののコロナを期に変わりました。
これからバーの開業を検討さている方は躊躇される方も多いと思いますが、これからワクチン接種が進みバーの開業を検討したい方向けに、
- これからのバー開業で意識したいこと、トレンド
- バーの開業にあたって必要な作業と開業資金の費用相場
これからのバー(バル)開業で意識したいこと、トレンド
おしゃれなイメージのあるバーの開業はずっと人気でした。
しかしそのトレンドはコロナで大きく様変わりしました。
時短要請やお酒が提供できないことは特に大きな打撃を与え、上場14社の店舗数だけでコロナ前から1000店舗数が減少したとされています。
※参考:「大手居酒屋チェーン」店舗数調査 上場14社の店舗数、新型コロナ前から1000店超の減少
バーに関しても同様です。
二軒目のイメージも根強いバーですから、時短やお酒の提供自粛要請など厳しい環境は継続しています。
ワクチン普及によるリバウンド期待
バーの開業を検討するにあたり期待したい影響がワクチン接種によるリバウンド期待です。
緊急事態宣言やマンボウにより減っていたお客さんが2021年末にかけてワクチン接種率が上がるに連れて戻ってくることが期待されています。
宣言しては戻すを繰り返していましたが今回はワクチンという武器がありますので今までよりも期待値は高いでしょう。
旅行も同じですが今まで貯めていた外食需要が爆発する可能性も秘めているので、バーの開業を検討される方は是非気にしたい影響です。
バーもデリバリー活用の時代へ
コロナによりバーの状況も大きく変わりました。
普通の飲食店はUber Eatsなどのデリバリーを活用するという手段がありますが、バーは必ずしもその選択肢があるわけではありません。
お酒のデリバリー自体は可能ですが、ユーザーもどうしてもご飯を頼む意識が強くお酒のデリバリー販売は奮っていません。
まだまだこれからですが特別なお酒や宅飲みセットなど飲みたくなる仕掛けなどを展開して試行錯誤しているお店も出始めています。
食べ物だけではなくアルコールのデリバリーの流れに備えておくのも一つの手となるでしょう。
バーチャルレストラン・ゴーストレストランを活用しお昼も営業へ
コロナ禍で拡大したものの一つにバーチャルレストランがあります。
こうした新しい流れを取り入れているバーも増えています。
バーはお昼に営業をせずに夜だけ開けているというお店も多いですが、それだけでは収益が上げられないためお昼も営業をしてデリバリーのみ営業するというケースも増えています。
バーの開業にあたって必要なプロセス
それでは具体的なバー開業に必要とされる流れです。
あくまで一部となり、また開業したい内容や規模により異なりますので詳細を知りたい方はお問い合わせください。
不動産・物件を選ぶ
バーの基盤となる物件を選びましょう。
物件は事業用不動産に強い不動産会社に紹介をしてもらったりいぬき物件が探せるサイトなどで探します。
https://www.abc-tenpo.com/
規模やエリアによって予算も坪数も大きく変わるため一概には言えませんが、バー経営に置いて立地は非常に重要なため慎重に選びましょう。
お客さんの動向を分析しながら出店計画を練りましょう。
物件の工事、施工
物件が決まったら自分のイメージにあった内装にしたりWIFIの設置をしたり工事が必要になるでしょう。
バーは雰囲気が特に大事で内装がとても大事な職種です。
予算の問題もありますが自分好みの作りたいバーを作りましょう。
その他必要備品の用意
机や椅子、照明にBGMにレジにWIFIなど、用意するものは山ほどあります。
これも予算とこだわり次第でいくらでもお金をかけられますが、自分のお店にあった範囲で準備をしていくことが求められます。
このご時世がら席と席の間のパーテーションや消毒液の準備も求められるようになりました。
バーの雰囲気を壊さないように工夫が必要となるかもしれません。
どういった開業をするかを見据えながら検討を進めましょう。
資金を用意する
一般的に不動産と内装工事でかなりコストがかかりますし、家具を用意したり開業時にはまとまったお金が必要になります。
自己資金で賄える場合は別ですが、基本的には創業融資を獲得したり資金の工面が必要になります。
こちらも金額次第ですが大きな投資になりますので専門家の意見を聞きつつ進めるのが望ましいでしょう。
必要な資格の取得・申請
居酒屋の開業にはいくつかの資格や届出が必要です。
「食品衛生責任者」や「防火管理者」など、定められている責任者であったり飲食店営業許可など居酒屋の性質上取得する必要のあるものもあります。
意外に時間がかかる内容だったりするため早めに検討をしておきましょう。
またバーテンダーに関する資格もあって良いでしょう。
国家資格というものまではありませんが、バーテンダーとしてお客さんに語れる知識があるとより良い経営につながります。
人の採用とトレーニング
場所や内装が決まり、必要な道具類も用意できたら次は人です。
ホールスタッフやバーテンダーなど、バイトや正社員など予算の許す範囲で必要な人を採用する必要があります。
バーテンダーの腕は評判を左右しますので採用やトレーニングを欠かさないようにしましょう。
マーケティング活動
いよいよ開業の日を決めたらできるだけ多くのお客様に伝わるよう宣伝活動をしましょう。
チラシを配るもの良いですし、ホームページやSNSなどあらゆる宣伝手段を使ってお店のことをPRしましょう。
開店記念キャンペーンなどでお客様に興味を持ってもらうこともお勧めです。
またバーはGoogleマイビジネスの活用をすることで大きく集客を増やせる業界です。
インスタグラムやtwitterなどSNSでアピールすることも必要でしょう。
是非こちらの記事も参考にしてみてください。


バーの開業にあたってかかる費用相場
バーの開業資金の相場は物件の立地や広さ、内装にどこまでお金をかけるかで大きく違いすぎて相場というものが難しいのが実態です。
特に立地によって不動産の価格は大きく変わリます。
事業用不動産は保証金で6ヶ月分や1年以上分かかるケースが多く、賃料が高いエリアや広さだとそれだけで非常に高額になってしまいます。
小さい坪数にしたり都心部の駅近物件などを選ばなければ費用は抑えられるかもしれません。
飲食店のコンサルタントに聞くとバーの開業資金の相場目安としては約1,000万〜程度が目安になるだろうと言っていました。
バーの開業は相場と呼べるものがないくらい様々な費用がかかったり、立地や内装によって予算は大きく変わります。
専門家にもアドバイスをもらいながら開業の準備を進めていくのが大切です。
バーの開業の夢を叶えましょう!
バーの開業はコロナ禍で迷う部分もあるかもしれませんが、常連さんの多い人気のバーができれば安定した収益が見込めるかもしれません。
もし気になることやアドバイスが欲しい方はお気軽にお問い合わせください。
専門家の知見を仰ぎつつ、自分の夢を是非叶えましょう!