コロナ禍でもっとも大きな打撃を受けた業界の一つが飲食店です。
喫茶店に関しても飲食店に分類されるため同様でしょう。
そんな中で喫茶店の開業を躊躇される方も多いと思いますが、これからワクチン接種が進み飲食店開業を検討したい方向けに、
- 喫茶店の開業にあたって必要な作業
- 喫茶店の開業にあたってかかる費用相場
喫茶店開業のトレンド
喫茶店・飲食店の開業トレンドはコロナで大きく様変わりしました。
倒産する飲食店も増え、新規の飲食店出店も控える人が増えました。喫茶店も同様でしょう。
今後の喫茶店経営・開業はどうなっていくでしょうか。
ワクチン普及によるリバウンド期待
まず喫茶店の開業にあたり期待したい影響がワクチン接種によるリバウンド期待です。
緊急事態宣言やマンボウにより減っていたお客さんが2021年末にかけてワクチン接種率が上がるに連れて戻ってくることが期待されています。
宣言しては戻すを繰り返していましたが今回はワクチンという武器がありますので今までよりも期待値は高いでしょう。
居酒屋などと比べると元々喫茶店はそこまでダメージを受けていない部分もあるとは思いますが、
これから再び来店需要が爆発する可能性も秘めているので、開業を検討される方は是非気にしたい影響です。
喫茶店の開業もコロナを意識したお店づくりに
喫茶店は居酒屋などに比べると時短や酒類提供に関する営業は受けにくいでしょう。
しかしながら複数人がくつろいだり話す場が喫茶店でもありますので、コロナウィルスの対策は継続して必要となってくるでしょう。
アルコールやパーテーションの設置、あまりに狭い席配置にしないなどが求められるかもしれません。
喫茶店のメインユーザー層であるご年配のお客様は特に対応を気にされる人もいるので注意が必要です。
禁煙・喫煙の悩み
喫茶店の一つの悩みポイントがタバコに関する扱いです。
昨今は禁煙の流れも進んでおり、2020年4月より東京では受動喫煙防止条例が施行されました。
※東京都中野区参考:東京都受動喫煙防止条例
それを機に禁煙にする喫茶店もありますが、元々の常連さんがヘビースモーカーなどで喫煙店にするか悩むケースもあるでしょう。
タバコが嫌いな方は喫煙店をできるだけ避けて寄り付かないでしょう。
一方で、タバコを吸える場所がどんどん減っているため、喫煙者にとってはタバコが吸える場所が貴重で差別化の一つにはなるでしょう。
喫茶店とタバコは関連性が深いテーマだけに、開業する際のターゲットや自身の趣向をよく考えて検討する必要があります。
喫茶店の開業にあたって必要なプロセス
それでは続いて具体的な喫茶店の開業にあたっての作業です。
あくまで一部となり、また開業したい内容や規模により異なりますので詳細を知りたい方はお問い合わせください。
開業をしたい立地の不動産・物件を選ぶ
喫茶店の基盤となる物件を選びましょう。
不動産は事業用不動産に強い不動産会社に紹介をしてもらったりいぬき物件が探せるサイトなどで探します。
https://www.abc-tenpo.com/
規模やエリアによって予算も坪数も大きく変わるため一概には言えませんが、喫茶店経営に置いて立地は非常に重要なため慎重に選びましょう。
先程説明したタバコに関する内容なども合わせて主に気にする観点は以下のような事項でしょう。
- 予算から大まかな立地を決める
- ターゲットとコンセプトを決める(サラリーマンなのか、ご年配の方なのかなど)
- 同じエリアに出店している競合や他の喫茶店の動向
不動産選びは喫茶店の開業にあたっての最重要とも言える内容ですので専門家にも相談しつつ決めていくことが望ましいでしょう。
物件の工事、施工
物件が決まったら自分のイメージにあった内装にしたりWIFIの設置をしたり工事が必要になるでしょう。
喫茶店は昔ながらの喫茶店にしたり、今風におしゃれな喫茶店にするなどターゲットや実現したいお店のイメージを元に雰囲気にあった内装にしたりソファなど備品を用意したり、場合によってはテラスを用意したり自分のイメージにあった喫茶店になるよう様々なことが検討事項になります。
喫茶店の開業においてはお金がかかる部分でもあり、一番楽しい・こだわりが出るポイントですので自分の色を出していきましょう。
その他必要備品の用意
家具に調理器具、冷蔵庫に照明やBGM、レジにWIFIなど、用意するものは山ほどあります。
これも予算とこだわり次第でいくらでもお金をかけられますが、自分のお店にあった範囲で準備をしていくことが求められます。
想定以上にお金がかかる部分でもあります。
場合によってはいぬき物件を活用したり、備品や機材は中古品の活用なども選択肢の一つかもしれません。
資金を用意する
一般的に不動産と内装工事でかなりコストがかかりますし、家具を用意したり開業時にはまとまったお金が必要になります。
自己資金で賄える場合は別ですが、基本的には創業融資を獲得したり資金の工面が必要になります。
こちらも金額次第ですが大きな投資になりますので専門家の意見を聞きつつ進めるのが望ましいでしょう。
必要な資格の取得・申請
喫茶店は飲食店に分類されるケースが多いと思いますので、開業にはいくつかの資格や届出が必要です。
「食品衛生責任者」や「防火管理者」など、定められている責任者であったり営業許可など飲食店ならではのこともあります。
ただし、自身で料理をせずに他で買った軽食を提供するなどの場合は別の資格が必要であったり、どういったサービス提供をするかで必要な資格は変わります。
必ず保健所に確認をするようにしましょう。
営業許可の取得など、意外に時間がかかる内容だったりするため早めに検討をしておきましょう。
人の採用とトレーニング
場所や内装が決まり、必要な道具類も用意できたら次は人です。
ホールやキッチンスタッフなど、バイトや正社員など予算の許す範囲で必要な人を採用する必要があります。
オープニングスタッフには研修やリハーサルなどを通してお客様に満足いただけるよう準備をしていく必要があります。
マーケティング活動
いよいよ開業の日を決めたらできるだけ多くのお客様に伝わるよう宣伝活動をしましょう。
チラシを配るもの良いですし、ホームページやSNSなどあらゆる宣伝手段を使ってお店のことをPRしましょう。
開店記念キャンペーンなどでお客様に興味を持ってもらうこともお勧めです。
また喫茶店の開業にあたってはインスタグラムやGoogleマイビジネス(ビジネスプロフィール)の活用は必須となるでしょう。
以下はインスタグラム、Googleマイビジネス(ビジネスプロフィール)でやるべきことのまとめ記事となるのでぜひ参考にしてみてください。


喫茶店の開業資金の相場
喫茶店の開業に関しては状況によって違いすぎて相場というものが難しいのが実態です。
というのも開業資金の大多数は不動産や内装準備、店舗備品の用意などハード面の用意の部分で非常に高額です。
特に立地によって不動産の価格は大きく変わリます。
事業用不動産は保証金で6ヶ月分や1年以上分かかるケースが多く、賃料が高いエリアや広さだとそれだけで非常に高額になってしまいます。
手元の運転資金も合わせると数百万〜1000万以上あることが目安になるでしょう。
居抜き物件の活用や内装の節約など、できることはいくつかあります。
不安な方は専門家にもアドバイスをもらいながら準備を進めていきましょう。
喫茶店の開業のノウハウを知り夢を叶えましょう!
喫茶店の開業は様々なことをやる必要がありますが、特に大事なことを解説しました。
もし気になることやアドバイスが欲しい方はお気軽にお問い合わせください。
専門家の知見を仰ぎつつ、自分の夢を是非叶えましょう!