古着屋の開業までの流れ、開業資金の相場を解説

メルカリなどのフリマアプリの普及に伴い、個人でも洋服を売買するケースが身近になりました。

フリマアプリを使って簡単に売買をできる世界になっているものの、
だからこそ本格的に古着屋を店舗で持ちたいという考えをお持ちの人もいると思います。

この記事ではこれから古着屋の開業を検討する人に、

  • 古着屋の開業までの流れ
  • 古着屋の開業資金相場
を解説していきます。

 

古着屋の開業までの流れ、必要な資格

古着屋、セレクトショップはオシャレな人がそのセンスを活かして開業を検討されるケースが多いように思います。

 


 

ユニクロやZARAなどファストファッション全盛の今だからこそ、個性的なファッションを楽しみたい人が古着屋やセレクトショップを利用されています。

 

古着屋の開業にあたって必要な資格、許可を取得する

古着屋の開業には「古物商許可」を取得する必要があります。

古着などを買い取って販売するなどの行為をする際には古物商許可を取得する必要があるのです。

メルカリで販売をする際も必要な場合があります。
古物などを買い取って販売する転売にあたる行為をする場合は許可が必要になり、売買金額に関係なく必要となります。

古着屋は基本的に古物を買い取って販売する形態と思いますので、許可が必要です。
詳細は各都道府県などのホームページをご確認ください。
※参考:https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/tetsuzuki/kobutsu/tetsuzuki/kyoka.html

 

古着の仕入れルートを確保する

古着屋において言うまでもなく仕入れは重要です。

古着屋の開業を検討されている方はすでに仕入れルートのイメージがついていると思いますが、
継続的にビジネスが続けられるよう準備しておきましょう。

  • ブランド品、廃品回収業者などから仕入れる
  • 海外の安いマーケットからまとめて仕入れる
  • メルカリやフリマアプリから掘り出し物を探す

など様々な仕入先があります。
仕入れの独自性と目利き力が優位性になりますので是非ご自身の経験を活かして仕入れを行いましょう。

 

古着屋を開業をする立地の不動産・物件を選ぶ

古着屋を開業をする不動産を選びます。

吉祥寺や原宿などサブカル色が強い場所は立地がよく、不動産関連費用も高額になります。
お店の坪数も大きくすればするほど資金が必要になりますので、必要なスペースを見積もりながら検討を進めていきましょう。

 

内装工事とその他必要なものの準備

古着屋は内装もこだわるべきです。
来ていただいたお客様に世界観が伝わるよう、自身で作りたい世界を押し出していきましょう。

そのほかにも陳列棚や鏡、レジなど古着屋開業に必要なものを用意していきます。

特に内装工事などが発生する場合は費用も高額になりやすいので注意しましょう。

 

オンラインショップの開設も検討する

古着はオンラインショップとも相性が良いです。

メルカリを活用するという方法もあるでしょうし、様々な販路を持っておくことはいいことです。
店舗を展開しつつオンラインでも販売をするとよりたくさんのお客様に購入いただけるでしょう。

 

資金を用意する

開業に必要な資金を準備しておきましょう。

不動産に関連する費用が半分近くになると思いますが、古着の仕入れなどの費用と合わせ初期費用が必要となるので、
自己資金をできるだけ用意しておくことが大切です。

無理のない範囲で創業融資なども検討しましょう。

 

マーケティング活動

いよいよ開業の日を決めたらできるだけ多くのお客様に伝わるよう宣伝活動をしましょう。

チラシを配るもの良いですし、ホームページやSNSなどあらゆる宣伝手段を使ってお店のことをPRしましょう。

古着屋はインスタグラムとGoogleマイビジネス(ビジネスプロフィール)の活用がおすすめです。

画像を使った発信が重要となるためインスタグラムを活用すべきですし、
Googleの口コミや店舗情報はたくさんの方が目にするためGoogleマイビジネス(ビジネスプロフィール)も重要です。

それぞれの詳細は以下の記事を参照ください。

Googleマイビジネス(ビジネスプロフィール)の集客効果は?必要な対策も徹底解説! インスタグラムのプロアカウントとは?作り方からできることまで徹底解説

 

古着屋の開業資金の相場

古着屋の開業資金に関しては、主に以下の観点で大きく変わります。

  • 不動産をどこで借りるか、どれくらいの坪数があるか
  • 内装にどこまでこだわるか
  • 仕入れにどこまでお金が必要か

一番かかる費用が不動産に関わる費用です。
開業に関わる初期コストの半分以上が不動産ということも普通です。

また内装もこだわればこだわるほどお金が必要となります。
最初に販売する古着をどの程度仕入れておく必要があるかも開業資金を左右します。

あくまで目安となりますが、上記の資金で狭めの物件であれば200万程度〜が開業資金の目安となるでしょう。
不動産の立地や大きさ、内装へのこだわり次第では500万〜1,000万円程度かかるケースも普通です。

どこにお金をかけてどこを節約するのか専門家の意見も聴きながら検討を進めていきましょう。

 

古着屋開業のノウハウを知り独立開業の準備を進めましょう

古着屋の開業は様々なことをやる必要がありますが、特に大事なことを解説しました。

専門家にもアドバイスを求めつつ、是非開業・独立に向けて準備を進めましょう!