今注目を浴びているのがパン屋です。
最近では「高級食パンブーム」などもありパン屋の開業を検討される人が増えています。
この記事ではこれからパン屋の開業を検討する人に、
- パン屋の開業にあたって必要な作業
- パン屋の開業にあたってかかる開業資金相場
パン屋開業のトレンド
パン屋開業が増えています。
その火付け役になった一つが高級生食パン「乃が美」です。
やっと乃が美さんの生食パン買いました
久喜にもお店あってビックリしました!#乃が美 #高級生食パン pic.twitter.com/aIJ9TzLVKa— 西大宮のジジ (@NJJ795) July 5, 2021
高級食パンブームとその背景
その後高級食パンブームが起こり、一斤800円〜程度と高額ながら行列の絶えないお店が増えています。
変な名前のパン屋も増加しパン屋ブームは続いています。
そうした高級食パンのブームにコロナの影響があると言われています。
コロナにより外食の機会が減り、「その分家で食べる日常食のパンを少し贅沢しよう」という人が増えているということです。
※参考:高級食パン「銀座に志かわ」が100店舗達成 仕掛け人に聞く急成長の理由と開発秘話
パン屋は今後も人気なトレンドか
コロナの影響は外食産業に大きな影響を与えました。
しかし人が食べることをやめるわけではありません。
その分家で食べることやデリバリー、ECなど中食の需要が増えています。
パン屋は持ち帰りができるためコロナ禍でも比較的強いと言われており、その影響もあり今後も根強いトレンドがありそうです。
コロナならではのパン屋のトレンド
パン屋も単純な持ち帰りだけではなく、デリバリーやECなどを取り入れるケースも増えてきました。
できるだけ人に会わないでパンを買いたいという人もいますし、そういった需要を取り込んでいくことも今後求められてくるでしょう。
今後開業する際にはそうした新しいトレンドへの対応も求められるかもしれません。
パン屋の開業にあたって必要なプロセス
それでは続いて具体的なパン屋の開業にあたっての作業です。
あくまで一部となり、また開業したい内容や規模により異なりますので詳細を知りたい方はお問い合わせください。
開業をしたい立地の不動産・物件を選ぶ
パン屋の基盤となる物件を選びましょう。
不動産は事業用不動産に強い不動産会社に紹介をしてもらったりいぬき物件が探せるサイトなどで探します。
https://www.abc-tenpo.com/
規模やエリアによって予算も坪数も大きく変わるため一概には言えませんが、パン屋経営に置いて立地は非常に重要なため慎重に選びましょう。
特にパン屋は他のパン屋の影響を受けますので周りの競合店などの出店状況を見極めながら出店計画を立てる必要があるでしょう。
また、イートインのスペースも設けるのかも大きな分岐点です。
テイクアウトのみかイートインもあるかで物件の必要な大きさは変わりますし、軽減税率などの考え方も考慮が必要です。
- テイクアウトのみかイートインスペースも設けるか
- ターゲットとコンセプトを決める(主婦なのか、OLなのかなど)
- 同じエリアに出店している競合や他のパン屋の動向
こうした不動産選びはパン屋の開業にあたっての最重要とも言える内容ですので専門家にも相談しつつ決めていくことが望ましいでしょう。
物件の工事、施工
物件が決まったら自分のイメージにあった内装にしたりBGMの設置をしたり工事が必要になるでしょう。
パン屋はイートイン対応をするのかテイクアウトにふりきりのかでも大きく違いますが、お客さんが入店してからパンを選び出るまでの導線設計が肝です。
お金がかかる部分ではありますが、一番楽しい・こだわりが出るポイントですので自分の色を出していきましょう。
その他必要備品の用意
オーブンにパンに関する器具、冷蔵庫に照明やBGM、レジにWIFIなど、用意するものは山ほどあります。
これも予算とこだわり次第でいくらでもお金をかけられますが、自分のお店にあった範囲で準備をしていくことが求められます。
想定以上にお金がかかる部分でもあります。
備品や機材は中古品の活用なども選択肢の一つかもしれません。
資金を用意する
一般的に不動産と内装工事でかなりコストがかかりますし、オーブンを用意したり開業時にはまとまったお金が必要になります。
自己資金で賄える場合は別ですが、基本的には創業融資を獲得したり資金の工面が必要になります。
こちらも金額次第ですが大きな投資になりますので専門家の意見を聞きつつ進めるのが望ましいでしょう。
必要な資格の取得・申請
パン屋はまず「菓子製造業許可」の資格が必要とされています。
食品を扱うため「食品衛生責任者」も同様です。
またイートインを併設する場合は飲食店営業許可の取得が必要であったりどういった店舗の形態にするかで必要な資格が変わります。
最近ではリアカーでパンを売るケースやフードトラック的にパンを売るケースもあります。
どういったサービス提供をするかで必要な資格は変わるため必ず保健所に確認をするようにしましょう。
営業許可の取得など、意外に時間がかかる内容だったりするため早めに検討をしておきましょう。
人の採用とトレーニング
場所や内装が決まり、必要な道具類も用意できたら次は人です。
ホールやキッチンスタッフなど、バイトや正社員など予算の許す範囲で必要な人を採用する必要があります。
オープニングスタッフには研修やリハーサルなどを通してお客様に満足いただけるよう準備をしていく必要があります。
マーケティング活動
いよいよ開業の日を決めたらできるだけ多くのお客様に伝わるよう宣伝活動をしましょう。
チラシを配るもの良いですし、ホームページやSNSなどあらゆる宣伝手段を使ってお店のことをPRしましょう。
開店記念キャンペーンなどでお客様に興味を持ってもらうこともお勧めです。
またパン屋の開業にあたってはインスタグラムやGoogleマイビジネス(ビジネスプロフィール)の活用は必須となるでしょう。
以下はインスタグラム、Googleマイビジネス(ビジネスプロフィール)でやるべきことのまとめ記事となるのでぜひ参考にしてみてください。


先で紹介をした乃が美など著名なパン屋は軒並みインスタグラムを活用しています。
無料でできるマーケティング手段でもあるので積極的に活用しましょう。
パン屋の開業資金の相場
パン屋の開業に関しては状況によって違いすぎて相場というものが難しいのが実態です。
というのも開業資金の大多数は不動産や内装準備、店舗備品の用意などハード面の用意の部分で非常に高額です。
特に立地によって不動産の価格は大きく変わリます。
事業用不動産は保証金で6ヶ月分や1年以上分かかるケースが多く、賃料が高いエリアや広さだとそれだけで非常に高額になってしまいます。
またパン屋はイートインでやるかテイクアウトのみにするかでも大きく違います。
イートインを併設する場合は手元の運転資金も合わせる1000万以上あることが目安になるでしょう。
居抜き物件の活用や内装の節約など、コストを抑えるためにできることはいくつかあります。
不安な方は専門家にもアドバイスをもらいながら準備を進めていきましょう。
パン屋の開業のノウハウを知り夢を叶えましょう!
パン屋の開業は様々なことをやる必要がありますが、特に大事なことを解説しました。
もし気になることやアドバイスが欲しい方はお気軽にお問い合わせください。
専門家の知見を仰ぎつつ、自分の夢を是非叶えましょう!