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開業

公開日

2021.07.25

更新日

2024.10.18

【業界別】開業資金はいくら必要?開業資金の集め方と合わせて解説

  • # 開業

開業・独立を検討される方で一番の懸念事項がお金に関することでしょう。

こちらの記事では開業・独立を検討されている方に、

  • 業界ごとの開業資金相場

  • 開業資金の集め方

を解説していきます。

 

業界ごとの開業資金相場

開業資金の相場は業界にもよりますが、主に以下の要素で大きく変わります。

  • 不動産・物件の立地と大きさ

  • 内装をどこまで変更するか、工事が必要か

  • 必要備品にかける費用

店舗を経営する上で物件にかかる費用がとても大きいというのは理解しやすいと思います。
都心部の駅近物件は非常に高額になります。

また飲食店などで工事が必要になる場合は初期費用が高額になります。
そういった場合は居抜き物件を活用するなどの方法もあります。

また家具など必要備品も高いものからコストを抑えたものまで自由に揃えられます。
こういった観点から相場というものは大きく変動します。

それでは具体的に業界によっておおよその開業資金相場を解説していきます。

 

飲食店の開業資金相場

飲食店は比較的開業資金が必要となる業界です。

不動産が高額になりやすく、またフライヤーや冷蔵庫など必要な器具が多く場合によっては工事が必要であったり開業資金がかかりやすくなります。

大体の目安としては1,000~2,000万円程度かかると言われています。
詳細はこちらの記事を参照ください。

withコロナ時代の飲食店開業と必要な作業を徹底解説

 

不動産会社の開業資金相場

不動産会社は宅建免許に関わる保証金によって開業資金が大きく変わります。
1,000万円保証金が必要ですが、保証協会を利用することで60万円程度で済む場合もあります。

開業資金の目安としては約1,000万円と言われています。
詳細はこちらの記事を参照ください。

不動産業の開業の流れと注意点を解説

 

ネイルサロンの開業資金相場

ネイルサロンは特別な資格も必須ではなく開業資金を抑えて開業しやすい業種の代名詞です。

目安としては300万円程と言われていますが、不動産を借りずに開業をするなどすれば更にコストを抑えて開業をすることも可能です。

ネイルサロンの開業時に知っておきたいことと開業資金の相場

 

エステサロンの開業資金相場

一口にエステサロンと言っても資格が必要なサービスから不要なものまで幅広い意味を持つことが多いため、
提供するサービスによって開業資金は一概には言い切れないのがエステサロンの特徴です。

一般的なエステの範疇であれば300~500万円前後と言われています。

詳細はこちらの記事も参照ください。

エステサロンの開業までの流れ、開業資金の相場を解説

 

美容室の開業資金相場

美容室は基本的に店舗を構え、シャワー台や備品の用意などに比較的資金を必要とする業界です。
場所や大きさにもよりますが一般的には1,000~2,000万円必要と言われています。

詳細はこちらの記事も参照ください。

美容室の開業・独立までの流れ、開業資金の相場を解説

 

マッサージ店の開業資金相場

マッサージ店は資格が必要ですがリラクゼーションとなると資格なしで開業している場合もあり、比較的開業しやすい部類に入ります。

お店を構える立地やベッド数や専門機材をどこまで揃えるかなどにもよりますが、
500万程度が開業資金の目安と言われています。

詳細はこちらの記事も参照ください。

マッサージ店の開業までの流れ、必要な資格や開業資金の相場を解説

 

開業資金の集め方

ご紹介したように、お店を開業するには数百万円〜数千万の資金が必要となります。
開業資金を集めるにはどういった方法があるのでしょうか?

 

自己資金を貯める

まず一番の方法が自己資金を貯めることです。
全てを自己資金でまかなう人もいますし、できるだけ自分の資金で払うに越したことはありません。

開業・独立までに自己資金を一定用意しておきましょう。

 

創業融資を活用する

自己資金以外で一番ポピュラーな開業資金の集め方が創業融資の活用です。

日本政策金融公庫の新規開業資金はよく活用されています。
※参考:https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/01sinkikaigyoum.html

創業融資を得るには一定の条件がありますので、詳細はホームページや専門家に確認をしながら進めていきましょう。

 

補助金や助成金を活用する

補助金や助成金を活用することも資金を集める一つの方法です。

最近では事業再構築補助金など、非常に多くのお金を集めることができる補助金も出てきています。

補助金
https://mirasapo-plus.go.jp/subsidy/

特によく検討されているのが
・IT導入補助金
・ものづくり補助金
などの補助金や高齢者雇用など、国や都道府県などが推し進めたいテーマに沿って補助金や助成金が出るケースが多いので、該当する補助金や助成金がある場合は是非活用しましょう。

 

投資をしてもらう

企業として投資をしてもらうことも開業資金の集め方の一つです。

ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家から投資をもらうことも一つですし、
最近ではクラウドファンディングなどの手法でお金を集める方法も出てきました。

ストーリー性のあるサービスで特にお金を集めやすいので、該当するサービスを提供する場合は是非検討ください。

 

開業・独立に向けて開業資金を集める準備をしましょう

資金集めは開業・独立をする上で誰もが通らないといけない大変な作業です。

早めに準備を進めておくことが大切ですので、専門家の意見も聞きながら準備を進めましょう。

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      監修者プロフィール

      遠藤 啓成(Endo Hiromasa)

      イクシアス株式会社 戦略企画推進ユニットマネージャー兼マーケティングユニットマネージャー。USENにてPOSレジをはじめとするDXサービス全般のマーケティングや事業企画、店舗事業推進部企画課課長として飲食店やホテルの運営にも従事。複雑化する店舗のWEB集客課題を解決したいという強い思いからイクシアスに参画。フリーランスの美容師としても活動中。管理美容師、化粧品検定1級、食品衛生管理責任者、防火防災管理者、ITパスポートを保有。USEN時代には、優れた業績を評価されGOODJOB賞を受賞。

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