
かつては「検索から予約まで完結し、ポイントも貯まる」ことから、食べログやホットペッパーグルメなどのグルメサイトは飲食店集客の定番でした。しかし近年は、GoogleマップやSNSの利用が急増し、消費者の店舗選びの基準や行動が変化しています。グルメサイトだけに依存していては、新規顧客の獲得やリピートにつながりにくくなっているのが現状です。
本記事では、グルメサイト離れ時代に飲食店が取り組むべき集客戦略をオンライン・オフラインの両面から解説します。
※■POINT※
・グルメサイトよりもGoogleマップやSNSからの飲食店利用が増えている
・飲食店集客には、Googleマップでの上位表示を狙うMEO対策が欠かせない
・SNSやGoogleマップ、HPなど複数の集客施策を実施し、相乗効果を狙う

消費者の検索行動や情報収集のツールが多様化する中で、グルメサイトの存在感は相対的に薄れています。特にコロナ禍以降、デジタルシフトが加速し、実店舗への来店前にGoogleマップやSNSで検索する動きが強まりました。
これに伴い、飲食店の競争も激化し、グルメサイトにただ情報を掲載しているだけでは集客やリピートにつながらないケースが増えています。
「近くのお店」や「行きたい飲食店」を探す際、多くのユーザーがGoogleマップを利用しています。地図上で営業時間や口コミ、写真をまとめて確認できる利便性が支持されているためです。
株式会社TableCheckが発表した「グルメサイトに関する意識調査」によると、飲食店を利用する手段には、Googleマップがトップという結果でした。特に、20・30代・50代でGoogleマップの利用率がグルメサイトを上回っています。また、Z世代ではInstagramが利用率のトップになっています。
ただし、予約手段としては、依然として食べログやホットペッパーグルメなどのグルメサイト、電話予約が根強く使われています。
Googleマップだけでなく、飲食店を探す際のツールとしてSNSの利用が急増しています。特に、Instagramのような動画や写真で視覚的に探せるSNSは人気が高く、20代では22%の利用率があります。
急増している理由には、以下の内容が挙げられます。
メニューや料理の写真を確認できる
写真映えするかどうかの判断基準になる
情報発信が活発なお店も多く、特に個人経営のお店はInstagramのみ発信しているアカウントもある
Instagram内の地図検索もあって見やすい
タグ検索は媒体数も多く便利
ストーリーズで最新の店舗情報が分かる
不定休のお店はストーリーズのハイライトに定休日を載せていて把握できる
プロフィールにHPや店舗情報が載っていて便利
飲食店の集客方法として、従来のグルメサイトに大きく依存するのはリスクが高まっています。理由は、利用率が年々低下していることに加え、ランキングや露出の基準が頻繁に変わりやすく、順位の下落や掲載コストの増加といった不確実性があるためです。
今後の集客では、Googleマップ最適化(MEO対策)やSNSの活用が不可欠です。特にGoogleマップやSNSからの流入は今後さらに拡大する見込みがあり、グルメサイトに頼らない集客施策の構築が重要になります。
一方で、情報確認のためにグルメサイトや公式HPを参照するユーザーも一定数いるため、「集客の主軸はMEOやSNS」「補完的にグルメサイトやHPを活用」というバランスの取れたアプローチが効果的です。
グルメサイト離れが起きている背景には、いくつかの要因があります。主なポイントを整理して解説します。
長年利用されていたグルメサイトの情報に対し、消費者の信頼が揺らぎ始めています。掲載内容の古さや誤情報、口コミの偏り、ランキングへの信頼度低下などにより店舗の魅力が伝わりにくくなっているのです。
実際、「グルメサイトに関する意識調査」では、利用頻度が減った理由に「信頼できる情報ではないから」という理由が2位にランクインしています。「あまり信頼していない・まったく信頼していない」を合わせると、3割以上が否定的な評価をしています。
さらに、口コミの削除やランキング操作の疑念、上位表示に追加料金が必要といった仕組み自体も、信頼低下を加速させています。
HPやSNSの普及により、飲食店が自ら情報を発信できる手段が増えました。その結果、グルメサイトへの依存度は低下しています。
特に、若年層をターゲットにした飲食店では、InstagramやTikTokでの発信に力を入れている店舗が増えています。X(旧Twitter)、Facebook、YouTube、公式LINEなど、ターゲット層に合わせて複数チャネルを使い分ける流れが広がっています。
利用者がグルメサイトから離れる最大の理由は「欲しい情報が得られない」ことです。検索しても自分の好みに合う店舗が表示されなければ、利用価値は下がります。
一方で、SNSでは「地域名+カフェ+おしゃれ」などの検索で好みに近い店舗を探しやすく、Googleマップではお気に入りの店をピン留め、SNSでは保存機能を活用できるため、後から見返すのも簡単です。さらにアルゴリズムによって興味関心に近い投稿が表示される点も強みです。
掲載料や予約手数料がコスト負担となり、グルメサイトを利用しない飲食店が増えています。クーポンやポイント還元で利益率が下がることも理由の一つです。
こうした背景から、店舗側は「自分たちで情報をコントロールできるプラットフォーム」に軸足を移しつつあります。

グルメサイトへの依存度が下がる中、飲食店にはオンライン・オフライン両面での集客戦略が求められます。ここでは効果的な施策を整理して紹介します。
インターネットを活用した集客は欠かせません。特に優先度が高いのはGoogleマップ最適化(MEO対策)とSNS活用です。
・SNS活用:InstagramやX、TikTok、YouTubeなどで店舗の魅力を発信
・MEO対策:Googleマップに最新情報や写真を充実させ、検索からの流入を強化
・SEO対策:店舗HPを整備し、検索からの訪問を増加
・予約フォーム活用:無料フォームを設置し、予約の取りこぼしを防止
新規集客だけでなく、リピート客を増やす工夫も重要です。
・顧客接点の強化:LINEやメルマガで新メニューやキャンペーンを案内
・特典・イベント:誕生日割引やスタンプカードなどで再来店を促進
・差別化体験:料理・サービス・店内演出に独自性を持たせ、「ここならでは」の魅力を伝える
こうした工夫が口コミやSNS投稿を生み、自然な集客につながります。
地域での認知を広げる施策も有効です。
・店舗前や人通りの多い場所に看板を設置し、QRコードから予約やメニューに誘導
・地域イベントへの参加や独自イベントの開催で住民とのつながりを強化
地域密着型の店舗ほど、こうした直接的なコミュニケーションが効果的です。
オンラインとオフラインを組み合わせることで、より大きな成果が得られます。
例:
1.Instagramのリールで店舗を知る
2.プロフィールのリンクからGoogleマップへ移動
3.口コミや写真を確認して来店を決定
4.予約フォームで予約
5.来店時にQRコードから口コミを投稿
6.投稿が新規顧客の集客につながる
この循環をつくることが、グルメサイト離れ時代の理想的な集客フローです。
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監修者プロフィール
遠藤 啓成(Endo Hiromasa)
イクシアス株式会社 マーケティング・セールス室 室長。USENにてPOSレジをはじめとするDXサービス全般のマーケティングや事業企画、店舗事業推進部企画課課長として飲食店やホテルの運営にも従事。複雑化する店舗のWEB集客課題を解決したいという強い思いからイクシアスに参画。フリーランスの美容師としても活動中。管理美容師、化粧品検定1級、食品衛生管理責任者、防火防災管理者、ITパスポートを保有。USEN時代には、優れた業績を評価されGOODJOB賞を受賞。
