
近年、飲食店選びの際にレビューサイトを参考にする人が増えています。実際に訪れた人の感想や評価によって、料理の味や接客の質、店内の雰囲気を事前に知れるため、初めて訪れる人にとって重要な情報源です。
また、良い口コミが集まれば新規顧客の獲得やリピーターの増加につながり、低評価のレビューはサービスの改善に活用できます。そのため、経営側にとってもレビューサイトは重要な要素です。
そこで本記事では、飲食店でレビューサイトを活用する方法やメリットを解説します。レビューを増やす施策や低評価への適切な対応、SEO・MEO対策に関わる要素なども紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
※目次※
飲食店のレビューサイトとは
飲食店でレビューサイトを活用する際におこなうべき3つのタスク
飲食店がレビューサイトを活用するメリット
飲食店のレビューサイトがSEO・MEO対策になる仕組みとは?
レビューサイトへの円滑な対応は「STOREPAD」で!
まとめ
※■POINT※
レビューサイトは店舗情報の掲載やSEO対策にも有用などメリットがある
レビューへの対応は店舗の好感度に直結するので慎重におこなう

レビューサイトとは、ユーザーが実際に訪れた飲食店の体験や評価を投稿できるWebサービスです。Googleマップや食べログ、ホットペッパー、Rettyなどが代表的なサービスとして知られています。近年では、飲食店選びの際に「実際に行った人の口コミ」を重視する傾向が強まり、レビューサイトは店舗選びに欠かせない情報源となっています。特に、料理の味や接客の質、店内の雰囲気を事前に把握できることが大きなメリットです。
また、レビューの評価は検索順位(SEO・MEO)にも影響を与え、集客力を左右する重要な要素となっています。そのため、飲食店側もレビューサイトを意識した戦略的な運用が求められています。
レビューサイトに投稿した内容は、まだ来店したことがない人にとって貴重な情報となります。第三者のリアルな声をもとに、料理の味や接客、店内の雰囲気を事前に確認できるため、特に初めて訪れるお店を選ぶ際に参考にされます。
また、低評価の口コミも、飲食店側にとっては貴重なフィードバックです。「料理の提供が遅い」「接客が雑」などの指摘があれば、改善することで顧客満足度を向上させるチャンスになります。さらに、適切な返信をすることで、誠実な対応が評価され、店舗の信頼度アップにもつながります。
一方で、高評価のレビューが増えれば、店舗の認知度が向上し、新規顧客の獲得やリピーターの増加につながります。特にGoogleマップや食べログでは、評価が高い店舗ほど検索上位に表示されやすくなるため、レビューは集客面でも大きな影響を持ちます。
レビューサイトは、利用者間で意見を共有する場であると同時に、飲食店側にとっても顧客の声を活かし、集客力を高めるための重要なツールといえるでしょう。
レビューサイトは、飲食店選びに迷ったときに役立つ貴重な情報源です。たとえば、レビューサイトは広告・宣伝と異なり、第三者のリアルな意見が集まるため、信憑性の高い情報として安心感があります。そのため、高評価のコメントが多く集まっていれば「行ってみたい」「美味しいに違いない」と、来店意欲が向上するでしょう。
このように、レビューサイトを活用することで、「行ってみて後悔した」というリスクを減らし、より満足度の高い飲食体験を得ることができます。
飲食店でレビューサイトを活用するといっても、ただ店舗情報を登録するだけでは終わりません。具体的には、以下3つのタスクを日々こなす必要があります。それぞれ詳しく説明します。
レビューサイトに掲載する
レビューを増やす施策をおこなう
レビューに返信する(高評価・低評価・悪質なレビュー)
まずは利用するレビューサイトに登録後、店舗情報を掲載します。サイトによって掲載料金が無料・有料だったり、オプションで有料プランが用意されていたりするため、目的や予算、求める機能によって選びましょう。
【登録の流れ】
■利用するレビューサイトを選ぶ
各サイトの特徴や掲載プランを比較し、無料・有料プランの違いや集客力を考慮して選びましょう。
■公式サイトから店舗情報を登録する
公式サイトの事業者向けページから、店舗情報を入力・送信します。
一部のサイトでは、運営側の審査を経て掲載が完了します。
■掲載情報を充実させる
最低限登録すべき情報
店舗名・住所・電話番号(NAP情報)
営業時間・定休日
メニュー(おすすめ料理や価格帯)
支払い方法(現金・クレジット・電子マネー)
店内の雰囲気(座席数・禁煙/喫煙・Wi-Fiの有無など)
写真(外観・内観・料理)
■オプション機能を検討する
有料プランでは、上位表示や広告掲載などのプロモーション機能を利用できます。
予算に応じて、無料プランで十分か、有料プランを活用すべきかを検討しましょう。
■注意点
情報の一貫性を保つことが重要
→ Googleマップ、食べログ、SNSなど異なる媒体で住所や営業時間が違っていると、検索エンジンの評価が下がるため、正確な情報を統一することが大切です。
登録後も定期的に情報を更新する
→ 季節限定メニューや営業時間変更など、最新情報を適宜更新することで、ユーザーの信頼を得られます。
レビューサイトに登録・掲載後は、レビューを増やすための施策を実施しましょう。たとえば、レビュー依頼のチラシやQRコードを店内やテーブル上、メニュー表に設置すれば、レビューを書いてもらえる可能性が高まります。
また来店後のお礼も兼ねて、レビュー依頼のメールを作成・送信するのも有効です。さらに、スタッフが最初の投稿者としてコメントを残し、レビューを促す方法もあります。施策を適切に実施すれば、レビューの獲得やサイトの評判向上につながるでしょう。
ただし、顧客満足度が低い状態で無理にレビューを増やそうとすると、せっかくレビューが集まってもネガティブなコメントが多くなります。丁寧な接客や対応、課題解決や業務改善をおこなったうえで、レビューを依頼しましょう。
レビューが届いたら、そのままにせず丁寧に返信しましょう。投稿をきちんと見ていることがユーザーに伝われば、より積極的にレビューしてくれる可能性が高まるうえ、来店意欲の向上やリピーター獲得につながります。感謝や謝罪を伝えるなど、コメントの内容によって返信の文面を決めましょう。
高評価・低評価・悪質なレビューそれぞれの対応方法や返信内容を紹介します。
高評価レビューへの返信
高評価レビューへの返信では、まず感謝の気持ちを伝えるのが大切です。当店を選んでくれたこと、レビューで高い評価をつけてくれたことに対するお礼を伝えましょう。またレビュー内容に触れ、今後も継続して良質なサービスを続けたり、より魅力を高める取り組みを検討していく旨を伝えると、さらに好印象を与えられます。
感謝を伝えるとともに、レビュー内容を汲み取った返信をすれば、投稿にきちんと目を通したことがユーザーに伝わり、店舗への信頼度が高まります。結果、新規顧客やリピーター獲得につながり、レビュー数増加も期待できるでしょう。
低評価レビューへの返信
低評価のレビューが届いたら、なるべく早く返信しましょう。返信が遅れると投稿者の不満が募るおそれがあるため、低評価のレビューは優先的に対応しましょう。まずは当店を選び、時間を割いてレビューを投稿してくれたことに対して感謝の意を示します。そして、誤解や誹謗中傷でない限り顧客の意見を尊重して、誠実な対応を心がけましょう。
低評価レビューをするユーザー心理として、不快に感じた出来事を店側に知ってほしい、理解してほしいという気持ちがあると考えられます。そのため、顧客の意見にきちんと耳を傾けて向き合えば「自分の声が届いたんだ」と納得し、安心してもらえるかもしれません。また、謝罪した後は今後の改善に向けた取り組みを伝え、信頼回復に努めましょう。
低評価レビューは、顧客のニーズを可視化できる良い機会でもあります。料理・サービスの質や接客態度など、レビューによって不満の原因が明らかになれば、現状の課題や改善点を洗い出せます。
悪質なレビューへの対応
名誉毀損や侮辱に該当する内容など、不当に店舗の評判を下げるような悪質なレビューが投稿されるケースもあります。この場合は返信せずに、サイト運営会社への報告や削除申請をおこないましょう。
他にも個人情報が含まれていたり、差別的な表現や犯罪をほのめかす内容が記載されていたりするケースでは、同様の対応が求められます。不適切なレビューを放置すると店舗のイメージが損なわれて売り上げに支障をきたすおそれがあるため、迅速かつ適切な手続きをおこないましょう。

レビューサイトを活用すれば、飲食店にとって以下4つのメリットが生まれます。
店舗情報の提供が容易にできる
店舗や料理の雰囲気を伝えられる
良いレビューが新規顧客を呼び込むきっかけになる
悪いレビューも改善に活用できる
レビューサイトを活用すれば、個人でSNSやホームページを運用するよりも簡単に店舗情報を発信できます。営業時間や住所、連絡先やメニューの写真などの基本情報を登録するだけで多くのユーザーにアクセスしてもらえるため、時間・手間をかけずに集客できるのがメリットです。また、定休日や季節限定メニューなどの最新情報を随時更新すれば、利便性や信頼性の高い情報源として認識され、アクセス数増加も見込めます。
もし検索エンジンと連携したレビューサイトを選べば、Web上の検索結果ページに店舗情報が表示されやすくなるため、認知度の向上にもつながるでしょう。
レビューサイトでは、画像や動画を使って店舗や料理の雰囲気を視覚的に伝えられます。結果、来店したときの食事・会話しているシーンをイメージしやすくなり、来店意欲の向上につながります。また、ユーザー自身が撮影した写真もレビューに投稿できるため、レビュー数が増えるほど店舗の特徴や魅力を伝える情報が充実していきます。
視覚的な情報が増えれば、初めて利用する人に安心感を与えたり、記念日などの特別なシーンに適したプランをアピールしたりと、多くのメリットが得られるでしょう。
高評価レビューは、新規顧客の注目を集める大きな役割を果たします。店舗に対する安心・信頼が高まるうえ、初めて訪れる際の心理的なハードルが下がり、顧客増加につながるでしょう。このとき、店舗側がレビューに対して丁寧な返信をしているかも重要なポイントです。
誤情報や誹謗中傷などの悪質なレビューを除き、低評価レビューも改善に活用できます。低評価レビューには、顧客のニーズや改善点が隠れている可能性があるため、まずは真摯に意見を受け止めましょう。
そして不満の原因を明らかにしたうえで、店舗の課題解決に取り組んだり、フィードバックを実際に反映させたりしましょう。結果、顧客満足度の向上だけでなく、リピーター獲得のチャンスにもつながります。
レビューサイトでの評価は、SEO(検索エンジンの最適化)やMEO(地図検索エンジンの最適化)にも影響を与えます。たとえば高評価のレビューが増えるほど、Web上の検索結果ページで上位表示されやすくなり、実際に訪れる顧客の数も増加する仕組みです。
より効率的に成果を上げるには、SEOやMEO対策につながる要素や仕組みを理解したうえで、レビューサイトを運営する必要があります。ここでは、7つの項目をピックアップして紹介します。
SEO対策の1つに、自店舗との関連性が高いキーワードを設定してWebサイト内に取り入れる方法があります。レビューサイトを活用すればユーザー自身がキーワードを含めたコメントを投稿してくれるため、自然とSEO対策になります。
また、新しいレビューが追加されるタイミングでサイト情報が更新されると、検索エンジンのクローラーと呼ばれるプログラムが訪問して情報をチェックします。このとき、更新頻度の高いサイトは有益かつアクティブなコンテンツとして認識され、検索上位になる可能性があります。そのため、レビューを継続的に集められればSEO対策として有効です。
レビューサイトに寄せられた評価やコメントは検索結果に表示され、サイトの信頼性が向上します。また、具体性のあるコメントには「ロングテールキーワード」と呼ばれる、複数の単語が組み合わさった検索キーワードが含まれる場合があります。ロングテールキーワードは検索回数が少ないため競合性が低い分、上位表示されやすくなるのが特徴です。
レビューサイト運用によってコメント自体にキーワードが組み込まれれば、自然とSEO対策の構造が生まれます。
Googleはローカル検索順位に影響を与える要素として、レビュー件数やオーナーによる返信の有無を上位に挙げています。また、店舗側が返信した内容はレビューとともに検索画面に反映されるため、レビューサイトに対する信頼性や透明性の向上につながると考えられます。質問への丁寧な回答や誠実な対応をおこなえば、新規顧客にも良い印象を与え、レビュー数の増加にもつながるでしょう。
ただし、返信内にキーワードを盛り込んでも検索順位には影響しないため、顧客に寄り添う姿勢を何よりも大切にしましょう。
Googleビジネスプロフィールとは、Google検索・マップに表示されるビジネス情報を公開・管理できる無料ツールです。Googleビジネスプロフィールに投稿された口コミはGoogleマップ上の掲載順位に影響するため、MEO対策として登録しておくのがおすすめです。
また、正確な店舗情報を提供したり投稿機能を活用したりすれば、ユーザーの利便性が向上して集客効果が期待できます。MEO対策は、SEOよりも手軽に始められる点も魅力です。
Googleマップでの検索順位を決めるMEOでは、レビューの数と平均評価が重要な要素です。レビューが多く集まれば、Googleは対象店舗が活発かつ信頼できると判断するため、検索結果での表示順位が向上します。
また、レビューでの平均評価が高いほどユーザーに選ばれやすくなるため、クリック数や来店数の向上も期待できるでしょう。Googleビジネスプロフィール登録後、定期的にレビューを獲得して適切に対応すれば、MEO対策としての効果を最大化できます。
Googleマップでは、検索したユーザーの現在地に近い店舗や施設が優先的に表示されます。そのため、MEO対策としてビジネス情報を充実させたり、ユーザーが求める画像・動画を追加したりして、Googleビジネスプロフィールを最適化させましょう。
また、ユーザーが投稿するレビューには地域に関連したキーワードが自然に含まれる場合が多く、ローカル検索における視認性向上にも貢献します。そのため、レビュー獲得に向けた取り組みに力を入れるのも大切です。
GoogleビジネスプロフィールにはQ&A機能があり、ユーザーからの質問に対する回答ページを作成・公開できます。Q&Aはレビューと同様に、ユーザーの求める情報が書かれているため、検索エンジンに評価されやすくなります。また、Q&Aの内容にはロングテールキーワードが自然に含まれることが多く、検索流入を増やす効果も期待できます。さらに、Q&Aを定期的に更新すればコンテンツの新鮮さを保てるため、検索結果の上位表示を継続できる可能性もあります。
レビューサイトを効果的に活用するには、レビュー獲得に向けて依頼したり、レビューに丁寧かつ迅速に返信したりと、日々の対応が求められます。しかし時間・手間がかかるため、飲食店の経営と両立させるのが難しい場合もあるでしょう。
そのようなときは「STOREPAD」の導入がおすすめです。
STOREPADは、情報発信から予約機能・来店促進まで1つで完結する、店舗集客のオールインワンDX支援ツールです。レビューサイトを含め、業界最多の23媒体で連携可能なので、複数のサイトに投稿された口コミを一括管理できます。
あらかじめ作成した文章をもとに5〜10秒で返信できたり、生成AIによって自然な文章が作れたりと、さまざまなメリットがあります。また、MEO分析ができるため、キーワードにおける表示順位の推移を確認できます。さらに、口コミ記載を依頼するQRコードやページも簡単に作成できるため、レビューサイトを効果的に活用できるでしょう。
今回は、飲食店でレビューサイトを活用する方法やメリットを解説しました。レビューサイトは、初めて訪れる顧客にとって有益な情報が集まる場所としても、店舗側の課題や改善点を明らかにする方法としても機能します。
ただし、レビューを増やす施策を実施したり丁寧に返信したりと日々の対応が求められるうえ、SEO・MEO対策にともなう工夫も必要です。そんなときは、STOREPADをはじめとするツールを使ってレビューサイト運用にかかる時間・手間を削減するのがおすすめです。店舗の運営業務を効率化させるため、ぜひご検討ください。
店舗ビジネスの成功を左右するのは「集客」と「顧客満足度」です。店舗事業者が押さえるべき基本的な集客手法から、ポータルサイトやホームページの活用法、Googleビジネスプロフィールの攻略ポイント、SNSマーケティングの基礎知識、さらにはUGC(ユーザー生成コンテンツ)や口コミの活用まで、実践的なノウハウをぎゅっと詰め込みました。 無料でダウンロードできますので、ぜひお店の集客やマーケティングに役立ててください。
監修者プロフィール
遠藤 啓成(Endo Hiromasa)
イクシアス株式会社 マーケティング・セールス室 室長。USENにてPOSレジをはじめとするDXサービス全般のマーケティングや事業企画、店舗事業推進部企画課課長として飲食店やホテルの運営にも従事。複雑化する店舗のWEB集客課題を解決したいという強い思いからイクシアスに参画。フリーランスの美容師としても活動中。管理美容師、化粧品検定1級、食品衛生管理責任者、防火防災管理者、ITパスポートを保有。USEN時代には、優れた業績を評価されGOODJOB賞を受賞。
