
外国人観光客は、2024年に3,686万人と過去最高を更新し、2025年も9月時点で3,165万人と急増しています。政府は2030年に6,000万人を見込んでおり、インバウンド市場は今後も拡大が続く見通しです。
ただし、訪日客が増えても、受け入れ体制や情報発信が不十分な店舗・施設は選ばれません。需要を売上・利益に転換し、地域経済の活性化につなげるには、実効性のあるインバウンド対策が欠かせません。
本記事では、外国人観光客を増やす具体的な取り組みや成功事例を詳しく解説します。
※■POINT※
・外国人観光客が増えることにより、収益向上だけではなく地域活性や雇用増加にもつながる
・増加する外国人観光客を店舗に集客するためには適切な対策が欠かせない

外国人観光客の増加は、単に売上が増えるだけでなく、店舗・施設にとってさまざまなメリットをもたらします。ここでは、3つのメリットを詳しく解説します。
訪日客は日本人より一人あたりの支出額が高く、特に飲食・体験・土産購入で高単価の消費が見込めます。免税対応や高付加価値サービスを用意すると、利益率をさらに高められます。
訪日外国人の1人あたり旅行支出:22.7万円
日本人国内旅行の1人あたり支出:46,585円
*¹出典:観光庁「訪日外国人の消費動向」
*²出典:観光庁「旅行・観光消費動向調査 2024年 年間値(確報)」
多言語対応や接客レベル向上により、新たな雇用が生まれます。特に留学生・ワーキングホリデー人材の活用は、人手不足解消と国際対応力の強化を同時に実現します。
多言語スタッフの確保
外国籍人材による接客品質向上
社内のグローバル化促進(企画・改善視点の多様化)
飲食・宿泊・観光スポットだけでなく、交通、商業施設、周辺店舗にも波及効果が生まれます。経済効果が循環することで、インフラ整備や地域ブランド力の向上にもつながります。
地域連携イベントの企画がしやすくなる
SNS・口コミで認知が拡大 → 新たな訪問者を呼び込む好循環
外国人観光客を増やすためには、さまざまな取り組みを組み合わせる必要があります。ここでは、具体的な集客施策を3つに分けて解説します。
言語・通信・決済の不安をなくすことで、店選びの候補に入りやすくなります。
施策 | ポイント |
多言語対応 | スタッフ向けフレーズ共有+AI翻訳/チャットボットで補完。ピクトグラム表示で非言語でも理解可能に。 |
無料Wi-Fi | SNS投稿・地図検索用。QRコードで即接続できる仕様にする。 |
キャッシュレス決済 | クレカ・QR決済対応は必須。中国83.5%・韓国99%・台湾72.2%がキャッシュレス主流。 |
国名 | 訪日外客数 | キャッシュレス比率 | |
1位 | 中国 | 7,487,200人 | 83.5% |
2位 | 韓国 | 6,793,600人 | 99% |
3位 | 台湾 | 5,036,700人 | 72.2% |
参考:日本政府観光局|訪日外客数(2025 年 9 月推計値)
一般社団法人キャッシュレス推進協議会|キャッシュレス・ロードマップ 2024
訪日客はまずオンラインで店を探すため、検索・SNSでの露出が必須です。
Instagram・TikTokで料理・店内の「映える要素」を短尺動画で発信
英語・中国語のハッシュタグを併用
例:#tokyofood #japanrestaurant #osakacafe
Z世代はSNS経由の来店が主流のため、投稿頻度と動画比率が重要
基本情報/決済方法/写真を最新化
Q&Aと口コミ返信を多言語で対応
英語・中国語・韓国語で説明文を登録 → 検索結果の露出が増加
オンライン上の接点を増やすことで、新規来店のチャンスを広げられます。特に海外OTA(宿泊予約サイト)やインバウンド専門メディアの活用が効果的です。
チャネル | 活用ポイント |
海外OTA(Booking/Expedia/Trip.com 等) | 訪日前に予約可能。メニュー写真とレビューを多言語で掲載。 |
インバウンド専門メディア | 記事掲載・タイアップで「エリア検索」から流入獲得。滞在中の検索に強い。 |
Googleビジネスプロフィールに予約リンクを連携しておくと、検索段階でそのまま予約へ誘導できます。また、Klook(クルック)・KKday(ケーケーデイ)といった体験予約サイトに掲載すれば、「食事+体験」をセットで検討する訪日客にもリーチでき、単価向上や新規導線の確保につながります。

最後に、適切なインバウンド対策を実践し、外国人観光客を増やした成功事例を紹介します。
東京で人気のハンバーガー店SMITH BURGER CLUBは、SNSやMEOを活用して集客していたものの、媒体が増えるほど運用が分散し、情報更新に時間を取られていました。特に、訪日客が口コミを見て来店する傾向が強まる中で、「最新情報を全媒体に揃える」ことが負担になっていた点が課題でした。
そこで、複数媒体の発信・更新を一括管理できる「STOREPAD」を導入しました。更新作業の一本化に加え、自動翻訳や口コミ管理機能により、外国人向け発信も同時に強化されました。
導入のポイント
Googleビジネスプロフィール/SNS/グルメサイトを一括更新
英語・中国語・韓国語の多言語対応を自動化
口コミ管理と返信をまとめて実行できる運用フローに変更
導入後の変化
作業時間を大幅削減 → 新メニュー開発や店舗改善にリソースを再配分
SNS・口コミ経由での外国人来店が増加
店舗発信の「鮮度」が保たれ、情報の不整合がゼロに
全国で約140店舗を展開するトランジットホールディングスは、長年グルメサイト中心の集客を行っていました。しかし「グルメサイトだけ整えていれば集客できる時代ではない」という認識が社内で強まり、店舗ごとに分散していたGoogle/SNS/口コミ運用を統合する必要性が浮き彫りになりました。
その課題を解決するために導入したのが「STOREPAD」です。媒体管理を一元化し、現場スタッフでも運用できる仕組みを整えた結果、集客だけでなく採用にも波及効果が生まれています。
導入のきっかけ
媒体ごとに運用レベルがバラつき、情報の鮮度・内容に差が出ていた
集客導線が「グルメサイト依存」になっており、GoogleやSNSへの最適化が遅れていた
店舗ごとに口コミ改善の温度差があり、現場で回せる仕組みを求めていた
導入後の変化
Google経由の予約数が前年比で大幅増加
口コミ分析をもとに店舗スタッフが自発的に改善 → 運営文化として定着
良質な口コミを見た応募者が増え、採用面でもプラスに作用
ポイント
「集客のDX」が「採用ブランディング」にも直結
店舗数が多い企業ほど、媒体統合による運用コスト削減効果が大きい
大阪の人気リゾート施設「The Day Osaka」は、広大な敷地と多彩なアクティビティを提供する一方で、少人数体制のまま効率的に集客を回すことが課題でした。MEO、SNS、OTA口コミなど運用対象は増えていたものの、担当者の負担が大きく、発信スピードや多言語対応に限界があったといいます。
そこで選択したのが、複数チャネルの発信・分析・改善をまとめて管理できる「STOREPAD」。人手を増やさずに“運用効率と集客効果の両立”を実現しました。
導入の背景
OTA・SNS・Google など発信先が多く、更新負荷が高かった
多言語対応や口コミ分析を手作業で行うのは現実的ではなかった
人員を増やさず「属人化しない運用体制」を作る必要があった
導入後の変化
SNS投稿を自動でGoogleビジネスプロフィールに連携
各OTAの口コミを一元管理し、対応漏れゼロへ
AI分析で改善点を自動抽出 → 現場で即アクション可能
多言語対応が整い、インバウンド比率が上昇
ポイント
“人を増やさず成果を出す”ための運用自動化が機能
情報発信のスピード・正確性が大幅に改善し、体制のボトルネックを解消
「インバウンド対策を始めたいが、何から手をつければいいかわからない」「ツールが多すぎて管理しきれない」と感じている方も多いのではないでしょうか。実際、飲食店や宿泊施設の現場では、MEO対策・Googleアカウント運用・SNS管理・グルメサイト更新など、やるべきことが多岐にわたります。
こうした課題を一括で解決できるのが、イクシアス株式会社が提供する「STOREPAD」です。
STOREPADでは、以下のような機能をワンツールで完結できます。
MEO順位の推移確認と数値分析
Google Maps・グルメサイト・SNSの情報一括更新
AIによる口コミ分析と改善提案
SNSの一括投稿管理
口コミ返信・多言語対応機能
運用代行サービスによるサポート
インバウンド対策に本気で取り組みたい店舗にとって、「運用負担を減らしながら成果を出せる」最適なパートナーになります。まずは、こちらから資料をダウンロードして機能の詳細などをご確認ください。
店舗ビジネスの成功を左右するのは「集客」と「顧客満足度」です。店舗事業者が押さえるべき基本的な集客手法から、ポータルサイトやホームページの活用法、Googleビジネスプロフィールの攻略ポイント、SNSマーケティングの基礎知識、さらにはUGC(ユーザー生成コンテンツ)や口コミの活用まで、実践的なノウハウをぎゅっと詰め込みました。 無料でダウンロードできますので、ぜひお店の集客やマーケティングに役立ててください。

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監修者プロフィール
折川 穣(Jo Orikawa)
IXYASのCMO。ex-Google。複数のスタートアップにて営業・マーケ・CS組織を立ち上げ、SaaSのAPI連携や販売代理モデルを構築。Microsoftではパートナーと連携し、AI市場の拡大戦略を推進。MAIAの取締役COOを兼務。https://www.linkedin.com/in/jorikawa/
