
昨今、ジムに通う方やジムの開設が増えてきました。そこで激化しているのが、パーソナルジムの集客争いです。色々と対策を講じているつもりでも、なかなか集客につながらず悩んでいる方もいるでしょう。
本記事では、パーソナルジムの集客が重要な理由をはじめ、集客の流れや集客方法を解説します。注意したいポイントもあるため、最後までしっかりチェックしてみましょう。
※■POINT※
パーソナルジムは開業数が増加傾向にあるが、定着率は低いため集客が重要
パーソナルジムの集客方法としてはMEO対策やSEO対策・リスティング広告がおすすめ
ターゲットが広すぎたり、ジムに合っていない集客方法を選んだりしないよう注意が必要
昨今、パーソナルジムでは集客が激化しています。その理由をみてみましょう。
コロナ禍の影響でテレワークが増えたことにより、運動不足と感じる方が増えてきました。運動不足を改善する手段として注目されているのが、フィットネスやスポーツジムです。特に、自分の要望に合わせてプログラムを組んでもらえる「パーソナルジム」は人気があり、開業数も増加傾向にあります。開業数が増加することで競合も増え、顧客を奪い合う状況となっているのです。
パーソナルジムに通う方は、目的がはっきりしていることが多い傾向です。そのため、「痩せたい」「理想の体型になりたい」など、ジムに通う目的を達成してしまうと退会してしまいます。一般的にも、入会してから2か月経った顧客は定着しづらいといわれています。顧客の入れ替わりが激しいことを理解して、集客に力を入れることが重要です。

集客の施策をいきなり試すのではなく、その前に検討しておくべきことがあります。ここでは5つ紹介するので、施策を開始する前に一度検討してみてください。
パーソナルジムの集客では、ターゲットの絞り込みが重要です。「どんな人でもいいから、できるだけ多く来てほしい」という訴求は避けるべきでしょう。ターゲットが絞り込まれていないと、顧客のニーズに合わせることが難しいからです。
・年齢層の設定
・運動経験の有無
・パーソナルジムの利用歴
・来店目的
以上のような内容を基本として、なるべく具体的に顧客像を設定しましょう。ターゲットが明確であるほど、顧客には「自分にぴったりのジムだ」と感じてもらえます。
ターゲットの絞り込みとともに、自身のジムのコンセプトや強みを決めます。競合と比較して、「これなら他に負けない」「うちでしかできないこと」を考えましょう。例えば、トレーナーやトレーニング内容、価格や24時間営業などが挙げられます。コンセプトや強みを決める時に重要なのが、「顧客に求められているものか」という点です。競合と違っていても、顧客にとって不要なものであれば意味がありません。
・体験理由の調査
・既存顧客にアンケートを実施
・流行しているジムのアピールポイントの分析
上記のような手段で、実際に顧客が求めているニーズを探りましょう。
パーソナルジムは資格を持っていなくても開業できますが、資格を持っている方がトレーナーの印象アップにつながります。パーソナルトレーナーの資格は現状民間資格のみです。しかし、さまざまな資格が作られており、国際的に権威のある資格もあります。以下の資格を持っておくとよいでしょう。
・NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
・NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)
・JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)
・JATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者資格)
同じ条件のジムが2つあったとして、どちらかを選ぶとしたら、より実績のあるジムを選ぶでしょう。どのような集客施策を実施するとしても、実績は集客に影響します。実績といっても「有名な方が通っています」といったものだけではありません。集客に効果的なのは、実際のジムの効果が分かりやすいBefore/After画像です。SNSや公式HPなどにいくつか事例を公開するとよいでしょう。
自身のジムだけでなく、近隣の競合店舗のリサーチも重要です。パーソナルジムは継続して通うことが前提のため、駅に近いジムが人気の傾向にあります。「新宿 パーソナルジム」のように駅名とパーソナルジムで検索し、ヒットした競合をリスト化しましょう。また、金額やサービス内容をチェックし、なぜ競合が顧客に選ばれているのかも分析します。
パーソナルジムの集客は3つのステップで行われます。一つずつチェックしていきましょう。
何よりもまず、「ジムがここにある」と認知してもらわなければいけません。地域の方にジムを認知してもらうことが、集客の第一歩といえます。年齢層によって情報を得る場所が異なるため、自身のジムのターゲットに合わせて集客の媒体選びをしましょう。
有効な集客例 | ターゲット |
Instagram広告 | 筋トレやダイエットに興味がある若年層 |
チラシやポスティング | 健康を維持したい高齢の方 |
マップ登録 | 積極的に地域のジムを探している方 |
顧客にジムを知ってもらったら、次は競合と違う自身のジムの良さを知ってもらいます。無料もしくは低価格の体験コースを用意してみましょう。パーソナルジム選びでは「スタッフの対応」や「価格」が特に重要視されます。スタッフの対応は体験してもらって伝えることが一番です。体験時に良さを分かってもらえるよう努力しましょう。
体験までしてもらったら、あとは競合店舗と比較検討してもらいましょう。ジム選びの基準として、通いやすさはもちろん評判や口コミ、トレーナーの質などが挙げられます。既存の顧客に口コミを書いてもらったり、トレーナーは民間資格を得たりしてアピールしましょう。集客の施策開始前に検討しておいた「競合とは違う自身のジムならではの強み」が伝われば、集客につながるはずです。

実際に効果的な集客方法に悩む方も多いでしょう。ここでは、おすすめの集客方法を5つ紹介します。
MEO対策とは、Map Engine Optimizationの略で、マップ検索エンジン最適化のことです。Googleマップの検索結果で上位に表示させる方法で、「ローカル検索」とも呼ばれています。パーソナルジムは通いやすいことが重要のため、マップ上でジムの位置関係が確認できることは重要です。MEO対策では、まず「Googleビジネスプロフィール」に無料登録をします。そして、営業時間や住所、店舗の写真などを編集しましょう。既存の顧客に口コミを書いてもらうのも有効です。
SEO対策とは、Search Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化のことです。Googleといった検索エンジンで検索した際になるべく上位に表示させて、より多くの方にサイトを見てもらう対策をいいます。ジムのHPを作成した際は、ぜひ取り組みたい対策です。HPにコラムやブログ・お得情報を載せ、その記事のSEO対策をしましょう。「下半身だけ痩せたい」「ボディメイクのやり方が分からない」といった潜在ニーズに応える記事を書くことで、幅広い方の目に留まり、パーソナルジムの訴求ができます。
リスティング広告とは、Googleといった検索エンジンで検索した際に、検索結果の上部と下部に表示される広告のことです。ユーザーがクリックするごとに料金が発生するため、少ない資金からでも挑戦できます。検索した語彙に関連した広告が表示されるようになっているため、潜在的ニーズのある層にアプローチしやすく、費用対効果の高い点が特徴です。駅名だけでなく、「エリア ジム おすすめ」「エリア ジム 安い」といったキーワードでも出稿すると、より広い層にジムの魅力を発信できるでしょう。
美容院やネイルサロンなどを予約するサイトに、パーソナルジムの掲載もできます。予約サイトのメインユーザーは主婦層であるため、特に運動不足解消や産後ダイエットなどをコンセプトとしたジムにおすすめの方法です。予約サイトでは店舗の雰囲気が分かる写真やトレーナーの紹介などもできるため、アピールしたい部分に力を入れるとよいでしょう。また、口コミも掲載されるため、既存の顧客に感想やどの程度痩せたかなどを書き込んでもらうのもおすすめです。
何よりも確実なのが、紹介制度です。口コミやコラムなどの情報発信も重要ですが、知人からの話が何よりも信憑性が高いといえます。特にある程度集客できたジムの場合は、さらに顧客を広げる第二段階目として紹介制度を導入するとよいでしょう。紹介制度を導入する際は、新規で入会してくれる方はもちろん、紹介してくれた方にもお得な特典があるとより効果的です。例えば、コース料金のサービスやギフトカードのプレゼントなど、ジムのターゲット層にあった特典となるよう工夫することをおすすめします。
パーソナルジムの集客施策を実施する際、注意したいことがいくつかあります。ここでは3つ紹介するので、実際に集客する際は注意するようにしましょう。
「誰でも歓迎」としたり、「ダイエットしたい方向け」というようにターゲットが広すぎたりすると、具体的なジムの良さが伝わりにくくなります。競合店舗が多い地域では、特に避けたいポイントです。ターゲットを決める際は「体を鍛えたい男性」「下半身痩せしたい女性」「健康維持をしたい高齢の方向け」など、具体的に狭めて設定します。そうすると「まさに自分が探しているジムだ」と感じてもらいやすくなるでしょう。
ジムの強みやコンセプト、地域性やターゲットと合わない手法で集客してしまうと、効果が薄くなります。例えば、若者が中心のSNSで広告を出しているのに高齢者向けのジムだとしたら、費用対効果は薄いでしょう。同じSNSを利用するのであれば、若者をターゲットとしたジムのほうが集客できます。先に紹介したおすすめの集客方法も、ジムによって向き不向きがあるため自分のジムに合った集客方法は何か、よく考えて選択することが大切です。
大手のジムと同じ手法で集客したとしても、同じだけの成果は得られません。大手のジムと個人経営のジムでは、予算も効果的な集客方法も異なるからです。例えば、全国紙の新聞の一面広告を出したとして、大手ジムは全国展開をしているから効果がありますが、個人経営で一部地域しか営業していない場合は効果が薄いでしょう。特定の地域のみの営業であれば、その地域限定の広告や最寄り駅の看板広告などの方が効果を見込めます。
STOREPADでは、パーソナルジムの店舗情報の発信から集客・リピーター促進まで一括管理が可能です。集客施策を始めたいけどやり方がわからない方は、まずツールを使って始めてみましょう。また、STOREPADではMEO対策から口コミ対策まで行えます。パーソナルジムを開設したばかりでなかなか時間が取れない方にもおすすめのサービスです。気になる方は、ぜひ「STOREPAD」の資料をダウンロードしてみてください。
近年の健康ブーム到来やテレワークの増加による運動不足など、さまざまな要因が重なってパーソナルジムの需要は高まっています。そこで重要なのが集客術です。やみくもに色んな施策を試すのではなく、ターゲットやコンセプトを決めたり、集客の流れを段階的に踏んだりして、自身のジムに合った方法を選択するようにしましょう。また、集客の際は注意したいポイントもあります。ぜひ紹介した方法を実践してみてください。
店舗ビジネスの成功を左右するのは「集客」と「顧客満足度」です。店舗事業者が押さえるべき基本的な集客手法から、ポータルサイトやホームページの活用法、Googleビジネスプロフィールの攻略ポイント、SNSマーケティングの基礎知識、さらにはUGC(ユーザー生成コンテンツ)や口コミの活用まで、実践的なノウハウをぎゅっと詰め込みました。 無料でダウンロードできますので、ぜひお店の集客やマーケティングに役立ててください。
監修者プロフィール
折川 穣(Jo Orikawa)
IXYASのCMO。ex-Google。複数のスタートアップにて営業・マーケ・CS組織を立ち上げ、SaaSのAPI連携や販売代理モデルを構築。Microsoftではパートナーと連携し、AI市場の拡大戦略を推進。MAIAの取締役COOを兼務。https://www.linkedin.com/in/jorikawa/
