
Googleビジネスプロフィール(GBP)は、飲食店や美容院などの店舗事業者にとって、今や欠かせないツールです。顧客の9割がスマホで来店前に「地域名+目的」でリサーチするため、集客に欠かせない要素になっています。
ツールの活用には、実在する店舗であることを証明するオーナー確認が必要です。しかし初期設定は煩雑であり、「手続きの際にコードが届かない」「通知されたコードが認証されない」といったトラブルが続出しているのが実情です。
本記事では、オーナー確認の必要性やその方法、確認ができていない場合の対策について解説します。
改ざんを防ぐためマップでのオーナー確認が必須
オーナー確認後は情報発信や行動分析で集客力を強化できる
自店舗のGoogleビジネスプロフィールが、現在どのような管理状態にあるかを把握することが運用の第一歩です。すでに自社で管理できているのか、あるいは誰も管理していない未運用の状態なのかを、以下の手順で明確に確認しましょう。
パソコンやスマートフォンのブラウザ、またはアプリからGoogleマップにアクセスします。

検索窓に、調べたい自店舗の正確な名前と、店舗が所在する地名を入力して検索します。

検索結果に自店舗の情報が正しく表示されているかを確認します。画面に表示される店舗の外観写真や住所、電話番号などの基本情報が、自店のものと一致しているかチェックしてください。

表示されたビジネスプロフィールの中に、ビジネスオーナーですかという文字があるかを確認します。
・ビジネスオーナーですか という表示がある場合
まだ誰も管理権限を取得していない未確認の状態です。現在の情報はGoogleがインターネット上のデータから自動生成したものです。第三者による情報の改ざんを防ぐため、速やかにオーナー確認を進めましょう。
・ビジネスオーナーですか という表示がない場合
すでにオーナー確認が完了しています。社内の別のスタッフが管理しているか、あるいは第三者に権限を押さえられている可能性があります。

Googleビジネスプロフィールへの登録状況によって、オーナー確認の手順は異なります。ここでは、すでにGoogleによって自動生成され、マップ上に自店舗の情報が存在している状態から、正しい管理権限を取得する手順について解説します。
まずは、先ほどの手順で確認した自店舗のビジネスプロフィール画面を開きます。手続きを行う際は、店舗の管理用として使用するGoogleアカウントにログインした状態で行ってください。
自店舗のビジネスプロフィール内にある、ビジネスオーナーですかというリンクをクリックします。管理権限を申請するための専用ページへ移動します。
画面が切り替わり、Googleビジネスプロフィールの申請画面が表示されます。画面の中央にある管理を開始というボタンを押して、手続きを次の段階へ進めます。
店舗の実在性を証明するための確認方法を選択します。提示される選択肢は業種や過去の登録状況によってGoogle側が自動で決定するため、店舗ごとに異なります。
現在は、店舗の様子をスマートフォンで撮影する動画や、電話による音声確認が主流です。自店の環境に合わせて、確実に対応できる方法を選びましょう。
以下の画面に遷移するので、「次へ」をクリックします。60秒以内にファックスでコードが送られてくるのでそのコードを入力しましょう。入力すれば、こちらで行うビジネスプロフィールでの作業は完了です。後はGoogleが認証確認するのを待つのみです。
確認コードを取得する方法には、5つの選択肢があります。
録画動画のアップロード
電話またはSMSの利用
メールの受信
ライブビデオ撮影
郵送による確認
ここでは、録画やメールなど各取得方法について解説します。
店舗や設備の様子をスマートフォンなどで撮影してアップロードすることで、ビジネスを証明する方法です。2026年現在、多くのビジネスで選択できる基本的かつ推奨される確認方法となっています。
録画する際には、以下の要素を1つの動画に収める必要があります。
店舗の所在地(※1)
屋外の目印となる物、周辺の建物、店舗の所在地を確認できる道路標識などを撮影します。
ビジネスの実在(※2)
販売している商品、店名やブランド名が入った設備、マーケティング資料、顧客サービスに使用するツールなどを映します。
運営の証明(※3)
スタッフしか立ち入れない場所や、アクセスできない機材やエリアを撮影します。
(レジを開ける。キッチン、倉庫、バックヤードへ入る様子など)
参考:Google ビジネス プロフィール ヘルプ|動画の録画でビジネスのオーナー確認を行う
登録されている電話番号を使って、確認コードを受け取る方法です。
ビジネスプロフィールに登録されている電話番号宛に自動音声の電話、またはSMS(ショートメッセージ)で確認コードが通知されます。
Googleからの電話は国際電話で発信されます。そのため海外からの着信に対応している電話で受け取る必要があります。確実な受け取りのために、安定した電波状況で行いましょう。
※フリーダイヤル(0120)ではコードの受け取りができません。
登録したメールアドレスで、確認コードを受信する方法です。
利用にあたっては、以下の条件を満たさなければなりません。
ドメインの一致
登録されているウェブサイトのドメインと一致するアドレスを用意する必要があります。(info@店舗ドメイン.jpなど)
フリーメールは不可
GmailやYahoo!メールなどのフリーメールは使用できません。
アドレスの有効性
事前に登録メールアドレスが実際に受信可能であるか確認しておきましょう。
ライブビデオ撮影は、Googleの担当者とリアルタイムでビデオ通話をつなぎ、店舗や設備の様子を直接映しながら確認を行う方法です。
この方法では、営業時間内にその店舗にいる状態で、ビデオ通話に対応したモバイル端末で操作する必要があります。
担当者にビデオ通話で必須項目を映し、自社ビジネスを証明する必要があります。
撮影項目は録画でのアップロードと同様です。(店舗の所在地※1・ビジネスの実在※2・運営の証明※3)
登録された住所宛に、Googleから郵送されるハガキを使った認証方法です。
かつては一般的な手法でしたが、2026年現在は利用ビジネスが限定されており、実質的には廃止に近い扱いといえるでしょう。郵送中に登録情報を変更すると、コードが無効になるため注意が必要です。
オーナー確認が完了させると、Google上の店舗情報をいつでも更新できるようになります。
ここでは、オーナー確認後にできることを解説します。
初期設定後は住所などの基本情報のほか、追加カテゴリなどの詳細な項目をいつでも編集できるようになります。ビジネス情報の編集には、以下のようなメリットがあります。
営業時間の設定
ランチや祝日などの特別営業時間を伝えることで、来店ハードルを下げたり、サイレント失客を防ぐことができます。
メニューや店舗写真の登録
ユーザーが事前に予算や店の雰囲気をイメージしやすくなります。さらに、「Wi-Fiあり」「カード決済可」といった、来店の決定打になる特徴をアイコンでアピールできます。
検索順位の向上(SEO・MEO対策)
常に最新の情報に更新しておくことで、Googleに高く評価されます。また、最大9つの追加カテゴリを設定できるため、関連キーワードを盛り込むことが可能です。
投稿機能を活用し、割引や特典などのクーポンを提供することが可能です。作成したクーポンは、プロフィール内の最新情報に表示されます。
この機能の主なメリットは以下の3つです。
完全無料で掲載できる
ポータルサイトのような掲載費用や広告費などのコストがかかりません。
新規顧客の獲得
検索している意欲の高いユーザーに直接届くため、フォロワー以外の潜在客の獲得が期待できます。
クーポンの発行数に制限がない
店舗のサービスに合わせた自由なクーポンの発行ができるため、顧客のニーズに寄り添ったアプローチが可能です。
Googleビジネスプロフィールでは、インサイト機能を使いユーザーの行動を分析することが可能です。この機能では、検索キーワードや閲覧数などの詳細な数値データを確認できます。
期間限定割引などの施策効果や、自店舗の知名度を客観的に把握できる点は大きなメリットです。蓄積されたデータの活用は、集客の強化につながります。インサイト機能を活用して、運用の改善に役立てましょう。
オーナー確認を完了させた後、実際に集客効果を出すためには、営業時間の変更や写真の追加、口コミへの丁寧な返信を「継続」しなければなりません。しかし日々の店舗運営と並行して、これらの作業を手作業で続けるのは、現場の大きな負担となります。
そこで役立つのが、Googleビジネスプロフィールの情報を一括で管理できる「STOREPAD」です。
STOREPADを導入すれば、複数の媒体へ一度の操作で店舗情報を発信できるため、更新の手間を大幅に削減できます。さらに、来店客から寄せられた口コミに対する返信文の作成もAIが支援するため、接客業務を圧迫せずに丁寧な顧客対応を続けられます。
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店舗ビジネスの成功を左右するのは「集客」と「顧客満足度」です。店舗事業者が押さえるべき基本的な集客手法から、ポータルサイトやホームページの活用法、Googleビジネスプロフィールの攻略ポイント、SNSマーケティングの基礎知識、さらにはUGC(ユーザー生成コンテンツ)や口コミの活用まで、実践的なノウハウをぎゅっと詰め込みました。 無料でダウンロードできますので、ぜひお店の集客やマーケティングに役立ててください。
監修者プロフィール
折川 穣(Jo Orikawa)
IXYASのCMO。ex-Google。複数のスタートアップにて営業・マーケ・CS組織を立ち上げ、SaaSのAPI連携や販売代理モデルを構築。Microsoftではパートナーと連携し、AI市場の拡大戦略を推進。MAIAの取締役COOを兼務。https://www.linkedin.com/in/jorikawa/
