
飲食店を利用した際、テーブル上にLINEの友だち登録を呼びかけるポップを見たことはないでしょうか。LINEクーポンは、ユーザーがお店のLINEアカウントを友だち登録した際に配布されるデジタルクーポンです。お会計時に提示することで各種割引などを受けることができます。
今回はLINEクーポンを集客に活かしたいと考える飲食店の方に向けて、メリットや作成・配信方法について解説します。
※目次※
LINE公式アカウントで配信できる「クーポン」とは
LINE公式アカウントのクーポンを使うメリットとは
LINE公式アカウントのクーポンの作成方法
LINE公式アカウントのクーポンの配信方法
まとめ
※■POINT※
LINE公式アカウントのクーポンは、友だち登録をしたユーザーに配布できるデジタルクーポン
クーポンを配布することで、新しい友だちを獲得できる
LINEは多くの機能を備えているため、クーポンの配信方法もさまざま
LINE公式アカウントのクーポンとは、友だち登録をしてくれたユーザーにデジタルクーポンを配信する機能です。基本的に紙のクーポンと同様で、商品の購入やサービスを利用する際に使用できます。
紙のクーポンとの違いとして、幅広い手段で配布できる点が挙げられます。LINEメッセージやLINE VOOMをはじめとした、LINEのさまざまな機能を活用した配布が可能です。印刷やポスティングといった手間が省けるだけでなく、スマホが普及した現代ではユーザーも手軽に入手し、クーポンを利用できます。
また、友だち限定で配布するクーポンであるため、プレミア感を演出することができ、来店や商品の購入を促す効果が期待できるでしょう。
LINE公式アカウントのクーポンにはさまざまなメリットがあります。
その場で使えるクーポンは、友だち登録数の増加が狙えます。また、友だちの多いユーザーなどにブロックされることを防ぐことも可能です。そして、紙のクーポンと異なり、細かなデータ分析ができる点もメリットです。ここではそのようなメリットについて、ひとつずつ解説していきます。
クーポンを配布するメリットは、既に友だち登録をしているユーザーに対するものだけではありません。「友だち追加でクーポン獲得」などの情報を発信することで、新規の友だち登録を促すことができます。また、クーポンは他のSNSでシェア可能です。つまり、LINEを通さず別の道筋からもクーポンを活用して、友だち登録してもらうことを狙えるのです。
さらに、飲食店などであれば、テーブル上にQRコードを記載したポップを置き、そこでお会計時にすぐ利用できるクーポンを配布している旨が告知できれば、自然な流れで友だち獲得ができるでしょう。
友だちが多いユーザーなどの場合、広告や宣伝だけのアカウントはすぐブロックされてしまうかもしれません。クーポンの配布は、そういったブロックの防止策としても効果的です。
ブロックをされないためには、ユーザーにとってメリットのあるアカウントであると認識してもらえるかが重要なポイントとなります。友だち追加しても興味を引かない宣伝ばかりでは、ブロックされてしまうでしょう。そこで、クーポンの活用が効果的です。魅力的なクーポンが配信されるアカウントであると知ってもらえれば、通知が届いたらチェックしてもらえるようになります。その結果、友だち登録したままでも良いと感じてもらえるでしょう。
LINE公式アカウントのクーポンは、管理画面を見ると細やかな分析と効果検証を行えます。
分析画面で確認できるデータは以下の通りです。
クーポンを入手した経路
クーポンが表示された回数
クーポンを表示したユーザーの数
クーポンを獲得したユーザーの数
クーポンを使用したユーザーの数
紙で配布するクーポンでは、配布数と使用数程度しかわかりません。しかし、LINE公式アカウントのクーポンの場合は上記のデータが確認できるため、配布したクーポンにどれくらいの効果があったのかを分析できます。
ここでは、LINE公式アカウントのクーポンの作成方法について解説します。面倒な作業は必要ありません。また、実際に表示されるクーポン画面を見ながら作成できるため、直感的に作成可能です。
順を追って解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
まずは管理画面へのログインをしましょう。
下記URLへアクセスし「LINE公式アカウント」の「管理画面にログイン」をクリックします。まだLINE公式アカウントを持っていない方は、画面上部にある「アカウント開設」をクリックし、アカウントを作成してください。
https://www.lycbiz.com/jp/login/
LINE公式アカウント管理画面にログインしたら、左側「ホーム」タブにあるメニューの「ツール」から「クーポン」を選択し、画面右上の「作成」へ進みます。
続いてクーポンの各種項目の設定です。
クーポン作成画面では以下の項目を設定できます。設定した内容は、画面右下のプレビューに反映されるため、クーポンがユーザーからどう見えるかを確認しながら設定でき、非常に便利です。
クーポン名
クーポンの名称です。特典内容やメリットが一目でわかるクーポン名が望ましいでしょう。
有効期限
クーポン使用の開始と終了日時を分単位で設定できます。クーポン使用の終了は設定に従い自動で行われます。
写真
クーポン画面に表示される画像です。アップロードできるのは1枚で画像サイズは10MB以下に定められています。クーポン内容を想起させる印象的な画像を選びましょう。
利用ガイド
利用方法や利用に関する注意点です。クーポンはトラブルの元にもなりかねないので、情報を正確に書くようにしましょう。
抽選
クーポンを抽選式にしたい場合に設定します。1%~99%までの当選確率と当選者の上限人数を設定可能です。もちろん抽選なしにも設定できます。
公開範囲
クーポンの配信対象を「全体」「友だちのみ」から選択します。全体に公開すれば拡散されて友だちを増やす効果があり、友だちのみの場合はプレミア感を演出できるでしょう。
使用可能回数
1回のみ使えるクーポンか、上限なしで何回でも使えるか、といったクーポンの使用回数が設定できます。
クーポンコード
実際にクーポンを使う前にユーザーに提示してもらうコードです。実店舗で利用する際は基本的に「表示なし」で問題ありません。しかし、オンラインやECサイトで利用するクーポンの場合は設定しましょう。
クーポンタイプ
「割引」「無料」「プレゼント」「キャッシュバック」「その他」から発行するクーポンのタイプをプルダウンから選択します。
発行したクーポンは基本的に、作成時に設定した有効期限が終了したタイミングで、自動的に使用停止となります。そのため、自分で停止する必要はありません。
何らかのミスやトラブルなどでクーポンを停止したい場合は、クーポンの削除もしくは配布したメッセージを削除すれば使用できない状態になります。
ただし、設定した期間を待たずにクーポンを停止すると、信用問題に発展しかねません。
また、ユーザーの誤解を招いたり、お会計時のクレームになったりと、思わぬトラブルに繋がる可能性も考えられます。慎重に検討したうえで停止作業を行いましょう。
クーポンはメッセージに添付して配信するのが一般的ですが、LINEは多くの機能を備えているため、配信方法もさまざまです。
ここでは基本的なメッセージへの添付による配信方法から、LINE公式アカウントの便利な機能を活用したクーポン配信、LINE VOOMを活用した方法について解説します。
LINE公式アカウントのメッセージにクーポンを添付すると、友だちになったユーザーに向けてクーポンの一斉配信が可能です。クーポン配信はメッセージ作成から「クーポン」を選択することで可能です。
メッセージ配信を利用したクーポン配布は、LINE公式アカウントの友だちへの一斉配信や、指定した条件に合った友だちのみへの配信に適しています。定期的なクーポン配布など、多数のユーザーへ届けたい場合は、メッセージ配信へのクーポン添付を利用しましょう。
また、ユーザー属性やタグを設定することで、配信先を絞り込んだメッセージ配信も可能です。
ターゲットとなるユーザー層が限られているクーポンの場合は、この絞り込み配信を活用すれば効率的にクーポン配布ができるでしょう。
LINE公式アカウントを友だち追加したタイミングで、ユーザーに自動配信されるのが、あいさつメッセージです。フォローをしてくれたお礼として、最初に贈るクーポンを通常のものより少しプレミア感のあるものにするのも有効です。
また、実店舗がある場合は会計時にすぐ利用できるクーポンを配信すれば、自然な流れで友だち登録を促せるでしょう。
さらに、あいさつメッセージでは友だち登録と同時にクーポンを配信できることから、よりLINE公式アカウントに関心のある人に贈ることも可能です。友だち登録に対するお礼のメッセージと共にクーポンを贈ることで、より高い開封率も期待できます。サービスの利用や商品の購入に繋がりやすくなるでしょう。
LINE公式アカウントには、アンケート形式や投票形式のリサーチ機能があります。リサーチ機能は匿名型で、満足度のアンケートや認知度のチェック、人気商品のリサーチなどに活用可能です。リサーチの作成画面ではサンクスページが設定でき、リサーチ回答完了後に表示されるお礼のメッセージや配信するクーポンを設定できます。
クーポンを得るためにリサーチに回答してもらえば「クーポン配布」と「リサーチ情報獲得」の一挙両得が狙えるでしょう。必ずしも、サンクスページでクーポンを配布する必要はありませんが、お礼としてクーポンを配布することで、リサーチ回答率のアップが期待できます。
リサーチで得た情報は商品やサービスの品質向上に繋げられるため、お礼のクーポン配布を検討してみましょう。
応答メッセージとは、ユーザーから送られたメッセージに対して自動的に返信メッセージを返す機能です。その機能には、すべてのメッセージに返信する「一律応答」と、ユーザーのメッセージの中に特定のキーワードが含まれていた場合に、自動で設定した返信メッセージが送られる「キーワード応答」があります。
そして、この応答メッセージにはクーポンを添付することが可能です。
キーワード応答の場合は、キーワードに「クーポン」のようなユーザーから問い合わせがありそうなワードを設定しておくことで、クーポンに興味のあるユーザーにピンポイントでクーポンの配布ができます。キーワードは30文字以内で自由に設定できますが、完全一致でなければ機能しないため、注意が必要です。
LINE VOOMとは、ショート動画や画像をアップロードして共有できるLINEのプラットフォームサービスです。そして、このLINE VOOMの投稿でもクーポンを配布できます。
LINE VOOMにおけるクーポン配布の利点は、友だち登録をしているユーザー以外も投稿が見れる点です。この利点を活用すれば「いいね」やシェアにより投稿が拡散する可能性があり、新たな友だちを獲得する効果が期待できます。
また、LINE VOOMはメッセージ数を消費しません。頻繁にクーポン配布を繰り返すとブロックされてしまう可能性もありますが、その点LINE VOOMは回数を気にせずにクーポンの配布が可能です。前述したように、拡散効果も視野に入れたクーポン配布をする場合は、LINE VOOMを活用すると良いでしょう。
LINEクーポンは、上手に活用すれば友だち登録数を増やすきっかけになり、来店や購入を促進するツールになるほか、ブロック防止の効果も期待できます。また、実店舗だけでなくECサイトをはじめとしたネットショッピングでも活用可能です。
LINEクーポンの導入をお考えの方には、STOREPADの利用をおすすめします。
STOREPADはLINEクーポンだけでなく、集客に必要な複数のツールを一括管理できるオールインワンのクラウドサービスです。LINE公式アカウントのクーポンを配布するだけで、Googleをはじめとした各種SNSにも自動配信することができます。また、クーポン以外でも口コミ情報の管理、MEO・SEO対策など、集客において重要な情報の管理も一括して効率化可能です。
集客効果を上げたい方は、ぜひSTOREPADの導入をご検討ください。
店舗ビジネスの成功を左右するのは「集客」と「顧客満足度」です。店舗事業者が押さえるべき基本的な集客手法から、ポータルサイトやホームページの活用法、Googleビジネスプロフィールの攻略ポイント、SNSマーケティングの基礎知識、さらにはUGC(ユーザー生成コンテンツ)や口コミの活用まで、実践的なノウハウをぎゅっと詰め込みました。 無料でダウンロードできますので、ぜひお店の集客やマーケティングに役立ててください。
監修者プロフィール
折川 穣(Jo Orikawa)
IXYASのCMO。ex-Google。複数のスタートアップにて営業・マーケ・CS組織を立ち上げ、SaaSのAPI連携や販売代理モデルを構築。Microsoftではパートナーと連携し、AI市場の拡大戦略を推進。MAIAの取締役COOを兼務。https://www.linkedin.com/in/jorikawa/
