
昨今、SNSを使った集客はもはや当たり前の時代になっています。1つの投稿で、何百、何千という人に見てもらうことができ、お店や企業の魅力を発信することができます。
しかし、「一体何を投稿すればいいの?」と思っている方も多いと思います。「バズっていたものと同じものをすればOK!」と思っていてもなかなかうまくいかないことがあります。今回は、各業界の成功事例を見ながら成功する「特徴」について解説をしていきます。
企業・店舗がSNSを運用することで、次の4つのメリットが得られます。
店舗への来訪者やオンラインストアの訪問者の増加
商品情報の周知と拡散
企業のブランディング向上
ファン化させやすい
SNSを活用することで、物理的な店舗への来訪者やオンラインストアの訪問者を効果的に増やせます。例えば、限定セールや新商品リリースの情報をタイムリーに発信することで、フォロワーに対して直接アプローチすることができます。また、SNS上でのキャンペーンやクーポンコードの提供を通じて、実店舗への誘導やオンラインストアでの購入を促進することが可能です。
さらに、顧客のレビューや体験談をSNSでシェアすることで、他のユーザーにも興味を持ってもらいやすくなります。口コミが広まれば、新規顧客の獲得につながります。
ユーザー数が多いSNSを用いて、自店舗や商品を紹介すれば幅広い世代の顧客にアプローチをすることができます。また、顧客が商品をSNSに掲載すれば口コミとしても広がり、商品だけでなく店舗への認知が高まります。お客様を呼びこむために「なにを」、「どのように」魅せるかを意識すれば、正しくたくさんの潜在顧客を集めることができます。
以下は、SNSユーザー数を表した表です。
SNS名称 | 日本国内 | 世界 |
LINE | 9,600万 | 1億9,900万 |
YouTube | 7,000万 | 26億 |
X(Twitter) | 6,658万 | 3億3,300万 |
6,600万 | 10億 | |
2,600万 | 30億7,000万 | |
TikTok | 2,800万 | 16億 |
店舗が集客するための最初のSNS運用としては、Instagramをおすすめします。その理由は次の通りです。
■運営コストが比較的安い:
スマホで撮影&編集して公開できる気軽さ
■視覚的な魅力:
料理の美しさや店内の雰囲気を写真や短い動画で伝えられる
■情報の新鮮さ:
新メニューやイベント、特典情報などをタイムリーにシェアするのに適している
■位置情報タグ:
近隣にいるユーザーに見つけてもらいやすくなる
商品の魅力や店舗の雰囲気などを動画や写真で伝えやすく、Z世代を中心とした若年層の女性ユーザーが最も多いのがInstagramです。トレンドを追いかけ、情報の共有をし合えるInstagramは、店舗の認知には必要不可欠な存在となっています。また、最近ではTikTokでの集客も集客力の強さから注目をされています。
SNSを運用することで、店舗のブランディングを強化することもできます。例えば、あなたがもしハンバーガー屋を運営したとして、マクドナルドやモスバーガー、バーガーキングなどの競合他社と差別化を図る必要があります。値段・見栄え、他で提供することのできない価値をSNSを使えば、簡単に多くの人へ届けることができます。
ユーザーにとって価値の高い情報をこまめに投稿することで、自店舗へのエンゲージメントが高まり、顧客のファン化につながります。また、SNS上で自店舗のファンを獲得できれば、ほかのユーザーへ情報を拡散してくれる可能性もあるため、新規顧客の獲得も期待できます。ただし、ユーザーが興味を持ちそうな内容や役に立ちそうな内容の投稿でなければ見向きもされないので、内容についてはSNSの属性などを鑑みて慎重に検討しなければなりません。
しかし、気を付けておかなければならない点もあります。それは、「すぐには効果がない」ということです。投稿を開始をして、すぐに結果が出ることはありません。投稿がバズるのは、ある日突然やってきます。その日が来るまで諦めず創意工夫をして投稿をしていきましょう。
ここからは、各媒体ごとに成功事例を紹介していきます。施策内容・結果・ポイントをまとめました。各企業の施策を参考に分析・考察をして自身のビジネスに繋げてみましょう。
友だち限定クーポンの配信:
新規顧客獲得と既存顧客の来店促進に効果
クーポン利用状況を分析し、ターゲティング配信を最適化
タイムライン投稿:
商品紹介やイベント情報などを定期的に投稿
高画質な画像や動画を活用し、ユーザーの興味関心を高める
友だち限定キャンペーン:
アンケートやクイズを実施し、ユーザー参加を促進
キャンペーン内容は、ターゲット層に合わせた内容に設計
友だち数:約800万人←開始1か月で3500人が登録!
配信開封率:平均30%以上
クーポン利用率:平均10%以
ターゲット層に合わせた情報発信
顧客との双方向コミュニケーション
データ分析に基づいた施策の改善
ハッシュタグチャレンジ:
オリジナルハッシュタグを作成し、ユーザー参加型企画を実施
ブランド認知度向上と商品購入促進に効果
インフルエンサーマーケティング:
Z世代に人気のインフルエンサーを起用し、商品を紹介
リアルな口コミで、購買意欲を高める
ストーリー機能を活用した限定コンテンツ:
新商品情報やメイク動画などを配信
ユーザーのエンゲージメントを高め、ブランドへのロイヤリティを築く
フォロワー数:約110万人
エンゲージメント率:平均10%以上
商品発売後1ヶ月で、目標販売数の2倍を達成
トレンドを取り入れたコンテンツ制作
ユーザーとの交流を重視した運用
ターゲット層に合わせたインフルエンサー選定
ライブ配信:
機内食の試食や客室乗務員のインタビューなどをライブ配信
臨場感あふれるコンテンツで、ユーザーの興味関心を高める
グループ機能:
マイルプログラム会員向けのグループを作成
顧客とのコミュニケーションを活性化し、ロイヤルティを高める
Facebook広告:
ターゲティング広告を活用し、潜在顧客へリーチ
航空券やツアーの販売促進に効果
フォロワー数:約100万人
リーチ数:1投稿あたり平均500万人以上
広告コンバージョン率:平均2%以上
ライブ配信を活用した臨場感あふれるコンテンツ制作
顧客とのコミュニケーションを活性化する施策
ターゲティング広告を活用した効率的な広告運用
製品情報やキャンペーン情報のリアルタイム配信:
新製品発売やキャンペーン情報などをいち早くユーザーに伝える
顧客との双方向コミュニケーションで、エンゲージメントを高める
お客様からの質問や意見に迅速に対応:
顧客満足度向上と、ブランドイメージの改善に効果
ハッシュタグを活用したキャンペーン:
ユーザー参加型企画を実施し、ブランド認知度向上と商品購入促進に効果
フォロワー数:約83万人
エンゲージメント率:平均5%以上
顧客満足度:90%以上
リアルタイムな情報発信
迅速な顧客対応
ユーザー参加型企画の実施
「e-ねりせんべい」チャレンジ:
人気Youtuberを起用し、オリジナルレシピ動画を投稿
商品の認知度向上と購買促進に効果
ASMR動画:
ねりせんべいを食べるASMR動画を投稿
視聴者の購買意欲を高める
ライブ配信:
工場見学や新商品開発の様子をライブ配信
顧客とのエンゲージメントを高め、ブランドへの信頼感を築く
チャンネル登録者数:約150万人
動画再生回数:1本あたり平均100万回以上
「e-ねりせんべい」の売り上げ:前年比200%増
トレンドを取り入れた企画
インフルエンサーマーケティングを活用
ライブ配信を活用した顧客とのコミュニケーション
ダンスチャレンジ:
人気ダンス動画に合わせたメイク動画を投稿
商品の認知度向上と購買促進に効果
ビフォーアフター動画:
商品を使ったメイクのビフォーアフター動画を投稿
商品の効果を訴求し、購買意欲を高める
インフルエンサーマーケティング:
Z世代に人気のインフルエンサーを起用し、商品を紹介
リアルな口コミで、購買意欲を高める
フォロワー数:約70万人
動画再生回数:1本あたり平均50万回以上
商品発売後1ヶ月で、目標販売数の3倍を達成
トレンドを取り入れた動画制作
ユーザーとの交流を重視した運用
ターゲット層に合わせたインフルエンサー選定
今回紹介した6つの事例は、いずれもターゲット層に合わせた戦略的なSNS運用によって成功を収めたものです。
近年、YoutubeやTikTokなどの動画系SNSが人気を集めており、企業のSNS運用においても動画コンテンツが重要になってきています。
これらのSNSを活用する際には、ターゲット層の視聴傾向を分析し、その層に響くようなコンテンツを制作することが重要です。
また、コメントやメッセージなどに積極的に返信し、ユーザーとのコミュニケーションを図ることも重要です。
SNSは、企業にとって顧客との接点を増やし、ブランドイメージを向上させるための効果的なツールです。今回紹介した事例を参考に、自社に合ったSNS運用を成功させていきましょう。
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監修者プロフィール
折川 穣(Jo Orikawa)
IXYASのCMO。ex-Google。複数のスタートアップにて営業・マーケ・CS組織を立ち上げ、SaaSのAPI連携や販売代理モデルを構築。Microsoftではパートナーと連携し、AI市場の拡大戦略を推進。MAIAの取締役COOを兼務。https://www.linkedin.com/in/jorikawa/
