
エステサロンは、初期投資を抑えられ、特別な資格も必要ないため、開業しやすいメリットがあります。しかしメリットの大きさからお店が乱立し顧客を呼び込めず、廃業に追い込まれるサロンも少なくありません。
店舗を長く続けていくためには、新規やリピーターの集客が必要です。それでは、どのようなことが集客につながるのでしょうか。この記事では集客のポイントや注意点について解説します。
※■POINT※
エステ集客は施策を打ち出す前にお店のコンセプトやターゲットを明確にする必要がある
それぞれの施策も無料ではないので、費用対効果を考えて実施する必要がある
新規獲得もリピーター獲得もターゲットに合った方法を選ぶのが重要

エステ店での集客ポイントは、集客する対象も新規の人を呼び込むことや、リピーターを増やすことが選択肢として挙げられます。
ターゲットとなる客層に選んでもらえるよう、競合店との差別化を図り、お店のコンセプトを明確にする必要もあります。
競合店と差別化を図るために、他店と同じようなサービスの提供は控えましょう。集客力の強化には、複数の店舗のサービス内容を調査し、差別化する必要があります。
近隣のお店だけではなく、大手チェーン店などのサービス内容を比較してみると、それぞれの店舗の強みがわかります。メニューや料金、店舗ごとの特徴などを調べたうえで、自身のお店のサービス内容を見直し、競合店との差別化を目指しましょう。
最近はインターネットの情報をもとに来店する人が増えています。お店のホームページやSNSの運用も検討し、集客力を高めましょう。
どのような客層をターゲットにするのかを決め、お店のコンセプトを明確にすることも集客のポイントです。お店のコンセプトに一貫性を持たせると、サービス内容に満足した人のリピート率アップが見込めます。
コンセプトはターゲットとなる客層に、どのようなサービスを提供するかで決めると良いでしょう。他店のコンセプトを参考にすることも大切ですが、オリジナリティのないサービスでは、思うような集客効果が期待できません。
独自のコンセプトを明確に設定することで、サービスに興味を持った人の集客が見込めます。
例えばターゲットが主婦層であれば、営業時間をお昼に設定し、働いている人をターゲットにするならば、営業時間は夜に設定すると効果的です。宣伝方法もポスティングのほか、他店に自分のお店のチラシを設置してもらう、SNSを利用するなど、ターゲット層によって方法を変えましょう。
まずは新規の顧客を獲得するための集客方法を探してみましょう。新規顧客の獲得には宣伝が必要です。チラシのポスティングやインターネットを使って、宣伝をしてみましょう。
SNSでの情報発信は、紙媒体やWeb広告と比べて少ない予算で始められ、高い拡散力による認知度の拡大が期待できます。SNSにはX(旧Twitter)やFacebook、TikTokなどがあり、なかでもInstagramを、マーケティングに利用しているお店は多いでしょう。
Instagramは文字数の制限がなく、無料で文章、画像、動画の投稿が可能です。Instagramはプロアカウントへの切り替えにより、インサイト機能が使用できマーケティングに有益な情報が得られます。インサイト機能では投稿ごとの閲覧数やフォロワーの年代、性別、地域などが確認できます。
SNSを利用している割合が高い、若年層をターゲットするならSNSの利用は必須です。
変化が少ない情報を調べる際、ホームページは非常に便利です。住所や営業日、営業時間、サービス内容など、お店の詳細な情報や魅力を掲載しましょう。ターゲットの客層に合うデザインを心がけると、より高い集客効果を見込めます。
また、予約の受付フォームを作ると、興味を持った人がすぐに予約できるため、新規の顧客を獲得しやすくなるでしょう。
ターゲットの生活圏内にポスティングすることで、お店の認知度が上がり新規の顧客を獲得しやすくなります。ポスティングをするときは、業者に依頼するか、自分で配布するかを検討しましょう。その後、配布する地域や場所を決めます。
ターゲットの徒歩圏内に絞るか、交通機関を使って行ける場所まで範囲を拡大するかを決めましょう。対象とする地域の範囲内にある住宅すべてにポスティングを行うローラー配布にするか、ターゲット層が多く住んでいるマンションなどに絞ったセグメント配布にするかを検討します。
ローラー配布は多くの人に見てもらえる可能性がありますが、ポスティング禁止の建物もあるため注意が必要です。一方でセグメント配布はマンションにどのような住民が住んでいるのかを知っている必要があり、リストを持っていない場合は難易度が高くなります。
エステ集客において、紹介制度は欠かせません。紹介者と紹介された方に特典を提供することで、顧客満足度の向上と新規顧客獲得の両立を実現します。
特典内容は、紹介者への無料サービス・キャッシュバックなどがおすすめです。顧客にとって魅力的な特典を用意することで、積極的に紹介を促し、口コミ効果を高められるでしょう。
さらに、紹介制度を積極的にアピールすることで、顧客心理に働きかけ、新規顧客獲得を促進します。信頼できる友人や知人からの紹介は、顧客にとって高い説得力を持ち、来店へのハードルを下げる効果があります。

新規顧客の獲得だけでなく、リピーターを増やす策も欠かせません。また「あの店に行きたい」と思ってもらうための施策を紹介します。
施術後に次回予約を設定することで、顧客が来店する頻度が上がるかもしれません。顧客が次回もサービスを必要と感じなければ、再来店は難しいでしょう。
次回も顧客に納得して再来してもらうためには、予約の重要性を明確に伝えることが重要です。集中的な施術のメリットや、定期的な状態チェックの必要性を丁寧に説明しましょう。
リピーター獲得のために有効なアイテムが、ポイントカードです。ポイントが貯まると割引サービスや物品のプレゼントを受けられる仕組みを導入することで、顧客の満足度を高め、再来店を促せるかもしれません。
来店回数を増やしたい意図から、ポイント付与までのハードルを高く設定しすぎると、顧客離れにつながる可能性があります。
顧客が無理なくポイントを貯められるシステムを構築することで、来店頻度を高め、リピーターを獲得できるでしょう。
近年、インターネット上の口コミを見て、お店を選ぶ人が増えています。口コミは、新規顧客獲得に繋がる重要な要素の一つといえるでしょう。さらに、お店側からの返信内容も注目されています。丁寧な返信は、高評価獲得に繋がるかもしれません。
口コミには、お店を褒める内容だけでなく、店員の接客態度やサービス内容への不満など、様々な意見が寄せられます。どのような内容であっても、同じ文章で返信するのではなく、一つひとつ丁寧に目を通したことを示すような文章を心がけましょう。
インターネットによる予約であれば、メールでやり取りをしている場合も多いでしょう。メールアドレスを知っているときは、来てくれた人にお礼状を送ると、リピーターになってくれる可能性が高まります。
内容としては、来店への感謝や施術後の感想、次回の来店を促すメッセージなどを記載します。テンプレートを作っておくと、時間や労力の削減につながるでしょう。しかし使いまわしはやめておきましょう。
お礼状を送付され、店舗で話題に上がった会話の内容などが書かれていると、顧客は覚えられていると喜び、また来店したいと考えてくれます。信頼関係を結ぶのに、お礼状の送付は大事です。来店後1日以内にお礼状を送付するとさらに好印象を与えられるでしょう。
お店に来てほしいと思うあまりしつこい勧誘をしたり、高すぎる価格設定にしたりしてしまうと、顧客離れにつながってしまうかもしれません。顧客ファーストを意識して、気持ちよくお店に来てもらえるようにしましょう。
この項では集客における注意点について解説します。
集客するためには、ある程度の勧誘は必要です。一方しつこい勧誘は、お店のイメージをマイナスにしてしまい、施術内容が良かったとしても、顧客は「また来たい」と思わなくなるかもしれません。
勧誘は次回の予約システムや、友人の紹介システムの説明に留めておきましょう。勧誘よりも大事なことは、また来たいと思ってもらえる店づくりです。顧客が来店に前向きであれば、しつこく勧誘しなくても、リピーターになってくれます。
お店の雰囲気が良く、設備が整っていても、顧客はサービス内容が充実していなければ通ってくれません。求められるサービス内容は、顧客の層によっても異なります。顧客が求めているサービスがわからなければ、アンケートを取ったり、口コミを読んだりして、判断すると良いでしょう。
ターゲットにする顧客層が、何を求めているのかを見極めたうえでの価格設定が重要です。例えば、サービスの質を重視する顧客をターゲットにする際、低すぎる価格設定では品質を疑われる可能性があります。
なお価格は下げやすいものの、上げづらい点に注意しましょう。一度設定した価格を上げると、顧客は損をした気持ちになります。
エステサロンを開業したものの不安がある、または開業しても集客に苦戦している方は、まずお店のコンセプトを明確化し、ターゲット層を絞り込みましょう。他店との差別化ポイントが明確になり、サービス内容や価格も決めやすくなります。
また新規顧客の獲得とリピーターの育成には、お礼状の送付やポスティングなどの取り組みも効果的です。
なお、より効率的な集客を行う場合は「STOREPAD」をご利用ください。STOREPADは、複数の集客ツールをまとめて利用できるクラウドサービスです。主な機能は以下のとおりです。
Instagramの投稿におけるハッシュタグを自動で設定
競合店舗のデータベース閲覧
口コミの収集/返信
集客に困っているなら、ぜひSTOREPADを導入してみてください。
店舗ビジネスの成功を左右するのは「集客」と「顧客満足度」です。店舗事業者が押さえるべき基本的な集客手法から、ポータルサイトやホームページの活用法、Googleビジネスプロフィールの攻略ポイント、SNSマーケティングの基礎知識、さらにはUGC(ユーザー生成コンテンツ)や口コミの活用まで、実践的なノウハウをぎゅっと詰め込みました。 無料でダウンロードできますので、ぜひお店の集客やマーケティングに役立ててください。
監修者プロフィール
折川 穣(Jo Orikawa)
IXYASのCMO。ex-Google。複数のスタートアップにて営業・マーケ・CS組織を立ち上げ、SaaSのAPI連携や販売代理モデルを構築。Microsoftではパートナーと連携し、AI市場の拡大戦略を推進。MAIAの取締役COOを兼務。https://www.linkedin.com/in/jorikawa/
