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2025.08.18

「レビューを書いたらプレゼント」は違法?口コミ依頼のルールとリスクを解説 

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店舗運営者の中には、集客のためにレビュー対策に力を入れている方も多いでしょう。SEO・MEO対策の効果を高めるためには、Googleのガイドラインや各法律に遵守しながら、口コミ管理を行うことが大切です。

口コミ管理で注意したい対策の一つに、「ステルスマーケティング」があります。2023年10月以降、景品表示法に基づく規制対象にステマが追加されました。一般消費者が広告や宣伝であることを判別することが困難である表示は、ステマに該当するため違法となります。

本記事では、レビューに関するガイドラインや法律の概要やルールを守った口コミ依頼方法を解説します。

※■POINT※

・「口コミ投稿と引き換えにプレゼント」はルール違反

・導線の用意やツール活用など、口コミ投稿は真っ当な方法で促進する

「口コミを書いたらプレゼント」は違法なのか

口コミ投稿に特典をつける行為は、やり方次第で違法になる場合があります。ここでは、景品表示法やGoogleルールに基づき、違法・適法の具体例を整理します。

違法になるケース・ならないケースがある

口コミ依頼や投稿促進そのものは違法ではありません。しかし、その手段や誘導の仕方によっては、景品表示法やGoogleのポリシー違反となるリスクがあります。ここではまず、違法と判断される可能性があるケースと、適切に行えば合法になるケースを整理します。

違法になるケース

以下のような内容で「プレゼントを条件」に口コミ投稿を促すと、違法になる可能性が高いです。

  • 「★5をつけてくれたら次回使えるドリンク券を進呈」

  • 「良いレビューを書いてくれた方に全員に〇〇をプレゼント」

高評価を強制するように見える行為や、レビュー投稿を条件にプレゼントを提供することが、景品表示法やGoogleのガイドラインに反する恐れがあります。

違法にならないケース

一方で、条件を満たしていれば、口コミ投稿に対してプレゼントを渡すことは違法にはなりません。以下のようなケースが該当します。

  • 投稿内容の評価を一切要求せず、あくまで自由投稿である

  • 投稿が「広告」「PR」であることを明確に記載している

合法かどうかだけでなく、Googleのガイドラインに準拠しているかも確認しましょう。違法性がなくても、Googleビジネスプロフィール上の不適切なレビュー誘導は、掲載順位やアカウント運用に支障をきたす恐れがあります。

「抽選でプレゼント」は違法になる?

抽選を用いたプレゼント提供は、懸賞に該当する可能性があり、行為そのものは違法ではありません。ただし、注意点があります。

  • 総額や当選率が不適切な場合、景品表示法の「過大景品」規制に抵触

  • 「★5レビューを書いた方限定で抽選」など、高評価の条件付きなら違法の可能性

たとえば、「Google口コミ投稿者の中から抽選で10名にギフトカードを進呈。ただし評価内容は問いません」といった施策であれば、景品表示法にもGoogleガイドラインにも抵触しにくい運用といえるでしょう。

Googleのガイドラインを遵守する重要性

各法律と併せて、Googleのガイドラインを遵守することが大切です。Googleは、ウェブサイトの質や検索結果の質を維持するために、掲載するビジネス情報や検索エンジンの最適化に関するガイドラインを定めています。

違反が発覚すると、該当レビューの削除だけでなく、ビジネスプロフィールの掲載停止・検索順位の大幅な低下など、ペナルティを受ける可能性があります。

また、ユーザー側からの通報がトリガーとなることも多いため、「バレなければ問題ない」という考え方は通用しません。透明性と中立性を重視した運用が、長期的な信頼構築と集客の鍵になります。

Googleのガイドラインでチェックすべき項目

続いて、Googleのガイドラインでチェックすべき項目を確認していきましょう。

虚偽のコンテンツ、偽装行為

Googleのガイドラインでは、「禁止および制限されているコンテンツ」が定められています。まず、虚偽のエンゲージメントや偽装行為に値する「虚偽のエンゲージメント・なりすまし・誤った情報・不実表示」は禁止です。

実際の利用者ではない人による偽のレビューや意図的に誤解を招く表現をする行為は厳しく禁止されています。ガイドラインでは、店舗側の禁止事項も定められているため、確認しておきましょう。

  • 実体験に基づいていないレビュー投稿を募る行為

  • 実体験に基づいていないレビュー投稿を即す行為

  • レビュー投稿や否定的なレビューの修正や削除と引き換えにインセンティブを提供する行為

  • 顧客からの否定的なクチコミの投稿を妨げる行為

  • 顧客からの否定的なクチコミの投稿を禁止する行為

  • 肯定的なクチコミを選択的に募る行為

  • 競合他社のお店や場所に対し、企業や商品の評判を傷つけるコンテンツを投稿する行為

不適切なコンテンツまたは行為

Googleのガイドラインでは、不適切なコンテンツまたは行為も禁止されています。個人情報の記載やリンクの設置などもこちらに該当します。Googleで禁止されている不適切なコンテンツや行為は、以下のとおりです。

  • ハラスメント

  • ヘイトスピーチ

  • 不適切なコンテンツ

  • 個人情報

  • わいせつ、冒とく的な表現

  • 性的描写が露骨なコンテンツ

  • 成人向けのコンテンツ

  • 暴力的または残虐なコンテンツ

  • 制限されているコンテンツ

  • 危険なコンテンツ

  • 違法なコンテンツ

  • 子供の安全

  • テロに関するコンテンツ

  • 関連性のないコンテンツ

  • 宣伝と勧誘

  • 不明確なコンテンツ

  • 繰り返し投稿されたコンテンツ

  • 改変、悪ふざけ

「ステマ」とみなされるレビューとは?

ステマとは、ステルスマーケティングの略語で法律違反です。「レビューを書いたらプレゼント」もステマに該当する可能性があるため、ステマの概要を確認しておきましょう。

ステマとは

ステマとは「ステルスマーケティング」の略で、宣伝や広告であることを明かさずに商品やサービスを紹介する行為です。たとえば、企業が報酬を支払ってレビューを投稿させるにもかかわらず、それが広告であると明記しない場合などが該当します。消費者側からの判断が困難であれば、そのプロモーション活動はステマに該当します。

「なりすまし型」のステマ

「なりすまし型」とは、企業や店舗の関係者が、第三者を装って口コミを投稿する手口です。以下がその例です。

  • 店舗スタッフやオーナーが、顧客のふりをして高評価レビューを投稿

  • 知人に依頼して口コミを量産

  • ライバル店に対して根拠のない低評価をつける

上記は、いわゆる「サクラ行為」「やらせ」と呼ばれるもので、Googleガイドライン・景品表示法の両方に違反する恐れがあります。

「利益提供型」のステマ

「利益提供型ステマ」は、何らかの報酬や特典を提供してレビューを依頼するものの、その関係性を明記しないケースを指します。よくある例は以下のとおりです。

  • 無償で商品を提供し、好意的な投稿を依頼する

  • クーポンや金券と引き換えにレビューを依頼

これらが問題視されるのは、報酬が投稿に影響を与えているにも関わらず、投稿が「公平なユーザーの声」として受け取られてしまうためです。インフルエンサーや著名なYouTuberによる投稿であっても、「#PR」「提供:〇〇社」などの表記がなければ不当表示として処分対象になりえます。

消費者がステマに不快感を抱く理由

ステマは消費者の信頼を損ねるだけでなく、不快感を抱かせる原因にもなります。信頼していた情報が、実は宣伝目的で意図的に操作されたものであるとわかると、その情報の信ぴょう性は大きく揺らぎ、企業や店舗そのものに対する不信感へとつながります。

実際に、WOMマーケティング協議会が過去に実施した調査では、インフルエンサーによるステマに対し、過半数の消費者が「不快に感じた」と回答しています。また、「裏切られた気持ちになる」「商品やブランドに嫌悪感を抱く」といった声もあり、全体の約25%前後がこのような反応を示しています。

こうした印象はSNS上での批判や炎上につながるリスクもあり、ブランドや店舗にとって大きなダメージになりかねません。短期的な集客効果を狙ったとしても、信頼を損ねるような手法は、結果的に長期的な損失を招くリスクがあります。

気づかずにルール違反していない?よくある誤解と失敗例

口コミ促進を行う際、意図せずルールを逸脱してしまうケースが少なくありません。スタッフが「良かれと思ってやったこと」が、ガイドラインや法律に違反していたという事例もあります。

以下で紹介するのは、特に飲食店や小売業で見かける「よくある勘違いと失敗例」です。自店舗が無意識のうちに違反していないか、あらためて確認してみましょう。

「レビュー後に特典を渡すのはセーフ」と思い込んでいた

レビュー投稿を条件にプレゼントや割引などの特典を提供する行為は、景品表示法に該当する行為です。「レビュー投稿後に〇〇プレゼント」といった直接的な表現の場合、消費者の自由な意思によるレビュー投稿を阻害しているとみなされるため避けましょう。

「レビューを書いたら特典がもらえる」こと自体が問題なのではなく、「投稿の自由性を奪っているかどうか」が問われます。もし特典を付与する場合は、「レビュー投稿の有無にかかわらず参加可能」など、消費者の判断を尊重する表現や仕組みに整える必要があります。

「抽選だからOK」と言っていたが実態は全員配布だった

抽選方式だから違法ではないと誤解しているケースも散見されます。抽選方式を掲示していても、実態が参加者全員に商品やポイントを配布している場合は、景品表示法違反に該当する可能性があります。抽選形式にする際は、応募資格や抽選方法の説明、結果の公平性を確保して、誤解を招かないようにしましょう。

「★5レビューお願いします」とPOPに書いてしまった

「★5レビューをお願いします」「高評価お願いします」などとPOPに書くことは、特定の評価を促す行為として、Googleのガイドライン違反になります。

具体的な評価内容や高評価を指定する行為は口コミの内容に関わらず、不公正な口コミ誘導に該当します。結果的に、Googleのアルゴリズムからの低評価対象となり、検索順位に悪影響を及ぼす危険性があるため行わないようにしましょう。

スタッフが知らずに違反依頼をしていた

ときには、接客スタッフが無意識的にガイドラインや法律に反する行動を取ってしまうこともあります。新人スタッフであっても、違反はしてはいけません。従業員全員が正しい情報を共有する場を設けたり、定期的な研修を行ったり、マニュアルを用いて従業員教育を徹底することが大切です。

ルールを守ったレビューの依頼方法とは

「プレゼント付きレビュー」などが違法にあたる可能性がある中で、どのようにすればルールを守りつつレビュー投稿を促せるのでしょうか。最後に、安心して実践できるレビュー依頼の方法を紹介します。

直接依頼する方法

最もシンプルな手段として、会計時の会話の中で依頼する手法があります。たとえば「本日はご利用いただきありがとうございます。もし商品やサービスにご満足いただけましたら、口コミを書いていただけると幸いです」と丁寧に伝えるだけでも、十分に印象は残ります。

ただし、導線がないと実際の投稿率は低くなりがちです。QRコード付きのカードを渡す、後で投稿できるURLを伝えるなど、「書きやすい仕組みづくり」とセットで行うと効果的です。

店内に導線を用意する方法

POPやチラシなどで自然に口コミ投稿へと導く仕掛けを作ることも重要です。たとえばレジ横や待合スペースなど、目に留まりやすい場所に、以下のような案内を設置すると良いでしょう。

  • 「よろしければご感想をお聞かせください」

  • 「QRコードから簡単にレビュー投稿が可能です」

ただし、前述したように「高評価をお願いします」「★5でお願いします」といった表現はガイドライン違反になるため、評価内容を誘導する文言は避けましょう。また、レビュー内容を店舗のSNSやホームページに掲載する場合は、投稿者の許諾を得ることも重要です。

接客後・フォローアップ時に直接依頼する方法

来店後少し時間が経った頃に、お礼メールに併せて、レビューの依頼をすることも効果的です。たとえば美容室やクリニックであれば、1〜2日後に「ご来店ありがとうございました。その後の調子はいかがでしょうか?よろしければご意見をお聞かせください」といった丁寧なフォロー文に、口コミ投稿ページへのリンクを添えることで、自然に行動を促せます。

ほかにもショートメールは開封率も高く、有効な手段の一つです。

レビューに対する誠実な返信が次の口コミを呼ぶ

口コミ依頼は「書いてもらって終わり」ではありません。投稿されたレビューに対して丁寧な返信をすることが、次のレビュー投稿を促すチャンスになります。

  • ポジティブな声には感謝を

  • ネガティブな声には迅速かつ誠実な対応を

このようなやりとりは、口コミを読む、ほかのユーザーにとっても好印象につながります。特にGoogleは「返信の有無がローカル検索結果に影響を与える」と指摘しているため、必ず対応しましょう。

口コミ管理が可能なツールの導入も検討する

複数店舗の口コミ管理や、レビュー分析・返信対応を効率化したい場合は、口コミ管理ツールの導入が効果的です。たとえば以下のような機能があると、業務効率と顧客満足の両面にプラスとなります。

  • 口コミの一元管理

  • 各媒体からの通知の自動取得

  • 評価推移の可視化・分析

  • 返信テンプレートや投稿の自動化

さらに、Googleビジネスプロフィールの最適化と連携できるツールであれば、集客力の底上げも期待できます。

口コミ投稿を促進するなら「STOREPAD」

レビュー投稿を適切に促進するには、法令遵守・ユーザー視点・業務効率の3軸が必要です。それらをカバーできるのが、イクシアス株式会社が提供するDX支援ツール「STOREPAD」です。

STOREPADでは、Googleビジネスプロフィール最適化・口コミ管理・MEO施策・ポータルサイトとの連携など、口コミに関する業務を一括で管理できます。飲食店・美容室・クリニックなど多業種での導入実績があり、導入後の業務改善効果にも高い評価があります。

「レビュー管理を強化したいが、人手が足りない」「MEOやGoogleレビュー対策を効率よく進めたい」といった悩みを感じている方は、ぜひ一度、資料をご覧ください。

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    監修者プロフィール

    遠藤 啓成(Endo Hiromasa)

    イクシアス株式会社 マーケティング・セールス室 室長。USENにてPOSレジをはじめとするDXサービス全般のマーケティングや事業企画、店舗事業推進部企画課課長として飲食店やホテルの運営にも従事。複雑化する店舗のWEB集客課題を解決したいという強い思いからイクシアスに参画。フリーランスの美容師としても活動中。管理美容師、化粧品検定1級、食品衛生管理責任者、防火防災管理者、ITパスポートを保有。USEN時代には、優れた業績を評価されGOODJOB賞を受賞。

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