
Googleビジネスプロフィールに興味はあるけれど、どうやって情報をどう編集するのか、どんな情報を掲載すべきなのか、などの疑問をお持ちの店舗責任者さんも多いでしょう。実際、登録だけで運用を怠り、誤った情報を放置した結果、ビジネスチャンスを逃している店舗も少なくありません。
本記事では、Googleビジネスプロフィールの登録方法から効果的な管理・編集の方法まで、実践的な手順をわかりやすく解説します。

Googleビジネスプロフィールの「プロフィールの編集」から、ビジネス情報を簡単に更新できます。まず管理画面に入り、各情報タブにアクセスして、必要な項目を編集しましょう。
ビジネス名 | ビジネスカテゴリ |
説明 | 開業日 |
電話番号 | ウェブサイト |
ビジネス所在地 | サービス提供地域 |
営業時間 | 特別営業時間 |
他の営業時間を追加 | ビジネス所有者提供情報 |
サービス オプション | プラン |
客層 | 特徴 |
項目は全部で16項目あります。以下それぞれの特徴を解説します。
※Googleビジネスプロフィールの登録方法・管理画面の入り方については「【2022最新図解】Googleマイビジネス(ビジネスプロフィール)の登録方法と入力情報のポイント」ををご覧ください。
ビジネス名には商標登録している店舗・事業所の名前を記載します。その際、ビジネス名を編集する際は文字表記のゆれや事業者名に商標マークは入れないように注意しましょう。Googleから別店と判断され、食べログやホットペッパーなどのサイトステーションの情報をもとに自動アカウントが生成される可能性があります。
例:「マクドナルド 恵比寿店」(正式名所)
◯→「マクドナルド 恵比寿店」
✕→「マック 恵比寿店」「マクドナルド 恵比寿」「まくどなるど 恵比寿店」
カテゴリー設定では、メインカテゴリーの設定と追加カテゴリーの設定を行います。
集客効果を高めるにはポイントを押さえたカテゴリー設定が重要です。メインカテゴリーの設定は1つだけとなっており、選択形式となっています。店舗のビジネスに一番合うビジネスをメインカテゴリーとして選択します。
追加カテゴリーには最大9つまでの設定が可能です。追加カテゴリーに関しては行っている事業に何が含まれるのかという観点から決めます。メインカテゴリー・追加カテゴリーは両方とも選択形式での設定になっていますので事業に一番マッチしたカテゴリーを選択しましょう。
ビジネスの説明に入力する情報は事業者のプロフィールや概要に当たるものです。登録は任意ですが、ユーザーやGoogleが見たときに何をやっているのかが認識できるように必ず登録しましょう。
記載内容はビジネスの沿革・取扱商品・ユニークの特長などを記載しましょう。また、ルールとして、登録できる文字数は375文字以内で、文章内にURLを添付することはできません。
注意点としてガイドライン違反には気をつけましょう。特典やサービスなどの過度の強調、絵文字の多用、ユーザーが理解できない情報の記載、リンクの含む情報の記載はガイドライン違反に当たります。ビジネスの説明は、「アピール」ではなく「紹介」という前提を忘れないように注意してください。
開業日の追加で設定できるのは「年」と「月」です。開業予定がある場合は1年後まで設定ができます。開業日を設定することで昔から事業を行っていることがアピールでき、信頼されやすくなります。開業日の設定も必ず行いましょう。
市外局番を含め電話番号は必ず入れるようにしましょう。
ユーザーが検索する対象範囲を見つけやすくするという概念でGoogleビジネスプロフィールは作られていますので、市外局番の電話番号を登録することで集客上では有利になります。
また、お客様の通話料金を減らしたいというニーズに応えるために、フリーダイヤルやIP電話電話番号を登録したいという方もいます。その場合は、フリーダイヤルやIP電話をメインに登録した上で追加で市外局番の電話番号を登録することをお勧めします。追加で入力した電話番号は表示されませんが、Googleがネット上の内容やSNSなど情報と紐づけてくれますのでGoogleからの信用度が上がります。
ウェブサイトを編集する際は以下のような画面が表示されます。ここに自社ホームページもしくはGoogleビジネスプロフィール上で作った簡易版のウェブサイトのURLを入力しましょう。

ホームページを掲載することで集客効果は高くなります。また、HPの遷移元をGoogleアナリティクスで解析されている場合は、Googleビジネスプロフィールからの遷移が把握できるようにパラメーターを設定することをお勧めします。
ビジネス所在地はGoogleマップ上で表示されるものなので、正確に入力しましょう。
東京都渋谷区渋谷1丁目1番地StorePadビル101
東京都渋谷区渋谷1-1-1 101
こういった文字表記のゆれに関してはユーザーは同じものと認識できます。
ただし、※1Googleのクローラーは同じものと認識できませんので、表記が統一されているのと比べてサイト全体が受ける評価は下がってしまいます。
自社のホームページや食べログなどウェブ上で住所を掲載する際はGoogleビジネスプロフィール上での住所の表記も一致させましょう。また事業拠点を移動する際も住所は適宜更新することをおすすめします。ユーザーからGoogleに報告される可能性があります。
※1Googleのデータベースに情報を登録するため、様々なウェブサイトを巡回しているロボットプログラムのこと。
サービス提供地域の追加を設定することで、ユーザーに商品配達や出張型サービスが対象範囲なのかを伝えることが可能になります。
商品配達を行っている飲食店や出張型サービスを提供しているビジネスではユーザーと事業者の両者側にとって大事な情報になります。
営業時間は入力しなければ休日扱いになってしまいます。登録する項目は「営業日」「定休日」「営業時間」です。
また、カテゴリーによって選択できる設定範囲が変わってきますが、営業時間の詳細も入力が可能です。
特別営業時間では、祝祭日の営業時間に対応する時間設定を行うことができます。
特別営業時間を設定しなければ、祝祭日に「(祝祭日名)は通常と営業時間が異なる場合があります」と表示されます。事業者側にとっても、ユーザー側にとっても機会損失になってしまいますので、特別営業時間の設定も必ず行いましょう。
「他の営業時間の追加」には、「オンライン サービスの提供時間」「テイクアウト」など、通常の営業時間とは違い、サービス提供時間を事細かに登録ができます。店舗が時間限定で運営しているサービスがあれば、登録しましょう。
ビジネス所有者提供情報は、ビジネスオーナーの情報に基づいて提供します。
設定しているメインカテゴリによって、選択できる項目には違いがありますが、求められた項目に対して必ず登録するようにしましょう。これらの情報はGoogle検索やGoogleマップに情報として公開されることがあります。
「モバイル決済」「クレジットカードの種類」などを登録できます。特に、外国人観光客は電子マネーやクレジットカードをよく利用するので、インバウンド対策をしたい店舗は必ず登録すべき項目です。
具体的には言語サポートなどです。こちらは絶対行ったほうがいいものではないですが、他店の差別化のために、対応している場合は登録したほうがいいでしょう。
「特定の患者の検査に対応」「COVID-19 検査は要予約」「紹介状が必要」の3つで選択が求められます。店舗で対応している項目があれば、選択しましょう。
客層は店舗の文化や雰囲気を伝えることが可能です。現在では、「LGBTQ フレンドリー」の項目のみ選択することができます。対応している場合は、「はい」を選択しましょう。
特徴は現段階では「COVID-19 の検査機関」であるかの可否について答えるものになっています。基本的には「いいえ」を選択します。
Googleビジネスプロフィールには、プロフィール編集以外にも運用していく上で様々な機能があります。プロフィールの編集以外で重要な機能は以下の通りです。
口コミの返信
写真を追加
商品を編集
サービスを編集
予約
最新情報の追加
ビジネス情報の編集と少し意味合いが違ってきますが、口コミの返信ができます。口コミはポジティブなことも書かれることもありますが、ネガティブな意見も書かれることがあるので、口コミに返信することで、顧客対応に丁寧なお店と思われ、ポジティブなイメージで認識してもらえます。
店舗やサービスの雰囲気を写真で視覚的に伝えることができます。飲食店や美容院、ホテルなどは、写真を通じて顧客に好印象を与えることで、集客力を向上させることができます。
また、プロフィールの管理画面から写真の閲覧数を確認でき、どの写真が顧客の関心を引いているかも把握可能です。効果的な写真を選ぶことで、ビジネスの魅力をより多くの人に伝えられます。
以下URLはGoogleが推奨する効果的な写真の掲載方法です。
商品を編集する際は、取り扱っている商品をできるだけ多く掲載するようにしましょう。特に、商品の写真を加えることで、ユーザーが実際の商品を視覚的に把握しやすくなります。
写真があるほうが店舗やオンラインでの購買意欲を高め、来店や問い合わせにつながりやすくします。
また、商品名や簡潔な説明も添えることで、ユーザーが求めている商品にスムーズにアクセスできるようになり、利便性が向上します。
この機能は飲食業、小売り業、その他全てのサービス業を行っている事業者だけが利用できます。
メインカテゴリー・サブカテゴリーの設定を行った時に自動的にこの項目は入力されるようになっています。自動的に登録されたもの以外で、サービスを行っている場合は独自にサービス名を登録しましょう。
予約ができるポータルサイトの予約リンクを挿入しましょう。
ここにリンクを挿入することでナレッジパネル(Google 検索で検索結果の右側に表示される情報ボックスで、検索した対象に関する概要を簡単に確認できる機能のこと)からお客様のスムーズな予約につなげることが可能です。また、流入経路を把握するため予約リンクもウェブサイト同様にパラメーターを設置することをお勧めします。

最新情報の追加はInstagramやFacebookなどのSNSの運用と同じイメージです。イベントや特典などがある際は、情報を周知することが可能です。登録できる項目は以下の3項目です。
最新情報の追加
特典の追加
イベントの追加
それぞれ、積極的に活用することで、ユーザーにも情報を認知させることできますし、MEOでもプラスの効果が期待できます。
古い情報や不正確な情報が掲載されているGoogleビジネスプロフィールは、顧客に不信感を抱かせます。
■営業時間が違う
顧客が掲載されている営業時間に合わせて来店したものの、実際には閉店していた場合、信頼を失うだけでなく、ネガティブな口コミや評価に繋がる可能性があります。
■住所や連絡先が古い
移転や連絡先の変更が反映されていない場合、顧客は来店できないか、問い合わせができないという事態に陥ります。ビジネスチャンスを逃すだけでなく、Googleのアルゴリズム上も「信頼性が低い」と判断される可能性があり、検索結果での順位が低下するリスクも考えられます。
■商品やサービスの情報が古い
プロフィールに掲載されている情報が更新されず、既に提供していないサービスや商品が表示されていると、顧客に混乱を招き、クレームや悪い評価の原因になります。
Googleビジネスプロフィールは、定期的に更新することで効果を発揮します。更新を怠った場合、以下のようなネガティブな影響が考えられます。
■検索結果での順位低下
Googleは最新で正確な情報を求めており、更新が少ないビジネスプロフィールは評価が下がります。地図やローカル検索での順位が低下し、新しい顧客に見つけられにくくなります。
■顧客の不信感が募る
定期的に更新されていないプロフィールは、ビジネスが活動しているかどうかさえ不安に思われることがあります。
■ビジネスに対するイメージダウン
ネガティブな口コミがそのまま放置されていると、ビジネスに対するイメージダウンにつながります。
ここまでGoogleビジネスプロフィールの編集項目についてまとめました。Googleに掲載されるビジネス情報はそれぞれ意図が必ずあります。編集する項目はたくさんありますが、可能な限り情報を入力することは、MEO対策上、上位表示されやすくなるので、必ず入力しましょう。
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監修者プロフィール
折川 穣(Jo Orikawa)
IXYASのCMO。ex-Google。複数のスタートアップにて営業・マーケ・CS組織を立ち上げ、SaaSのAPI連携や販売代理モデルを構築。Microsoftではパートナーと連携し、AI市場の拡大戦略を推進。MAIAの取締役COOを兼務。https://www.linkedin.com/in/jorikawa/
