
2022年に株式会社TableCheckが実施した「グルメサイトに関する意識調査」によると、飲食店検索において、Googleがグルメサイト以上に利用されているという結果が出ています。
Googleマップなどの地図検索エンジンで上位表示を目指すMEO対策は、現代の店舗運営者にとって非常に重要です。
本記事では、これからMEO対策を検討する皆様に向け、そのアルゴリズムについての概要や構成要素、活用メリット・方法を解説します。記事の内容を踏まえておすすめのツールも紹介するので、ぜひご一読ください。
※■POINT※
・MEOのアルゴリズムには5つの構成要素がある
・MEOアルゴリズムを知ったうえで施策を行えば、さまざまなメリットが得られる

はじめに、MEOアルゴリズムについての基本的な情報を整理しましょう。
MEOアルゴリズムの概要
SEOアルゴリズムとの違い
MEOアルゴリズムの重要性
そもそもMEO(Map Engine Optimization)対策とは、Googleマップを中心とする地図検索エンジンにて、検索結果を上位表示させるために行う施策です。MEOを「地図検索エンジンの最適化」などと訳す場合もあります。
アルゴリズムは「算法」とも呼ばれ、ある問題を解決に導くための計算方法を指す言葉です。つまり「MEOアルゴリズム」とは、「地図検索エンジンの検索結果を的確なものにするため、Googleが表示順位を決定づける際の仕組み」と言い換えられます。
MEO(地図検索エンジン最適化)とSEO(検索エンジン最適化)は、目的が異なります。
- SEOは、Google検索の通常の検索結果(オーガニック検索)におけるページの順位を向上させる手法です。
- MEOは、Googleマップやローカル検索結果での上位表示を目指します。
例えば、「渋谷 カフェ」とGoogleで検索すると、
1. 通常の検索結果(SEO対策が有効)
- 上位にはグルメサイト(食べログ、ホットペッパー)が表示されることが多い
2. Googleマップの検索結果(MEO対策が有効)
- 3パック(ローカルパック)に、周辺のカフェが表示される
MEOでは「エリア」「業態」によって、Googleマップに表示される候補が決まり、Googleビジネスプロフィールの最適化がカギになります。
Googleビジネスプロフィールに登録するだけでは、検索順位の向上は期待できません。特に情報が不足している店舗や更新が止まっている店舗は、Googleから「ユーザーにとって価値が低い」と判断され、検索順位が下がる可能性があります。
MEO対策を怠ると、
- 競合店が先に表示され、新規顧客が流れてしまう
- 間違った情報(営業時間・住所)が掲載され、来店機会を逃す
- Googleマップでの視認性が低く、認知度が上がらない
一方で、適切なMEO対策を行うと「○○駅 カフェ」などのローカル検索で上位表示され、来店率が向上します。
MEOの検索アルゴリズムについて、Googleは詳細を明らかにしていません。しかし、その中でも重要と言われている評価基準を8点紹介します。
関連性
距離
視認性の高さ
口コミの質と量
NAPの一貫性
エンゲージメント
投稿の質と頻度
ローカルバックリンク
Googleは、関連性を「検索語句とビジネスプロフィールの合致度」であるとしています。詳細なビジネス情報の記載があると、検索エンジンがそれを的確な情報として判断する仕組みです。検索における上位表示を目指し、Googleビジネスプロフィールに記載する内容を充実させましょう。
Googleの検索エンジンでは、ユーザーが検索語句として入力した場所と、ビジネスの所在地との距離を計算します。検索時に場所が指定されなかった場合、検索ユーザーの位置情報から距離を割り出します。
評価基準における「視認性の高さ」は「知名度」と言い換えることが可能です。例えば有名なホテル・ブランドなどは知名度を加味され、検索結果の上位に表示されやすくなります。
Googleマップ上での口コミ数・評価も「知名度」に影響し、口コミが多く寄せられ、高い評価を得ている店舗は上位に表示されやすくなります。口コミの管理・返信の重要性が、この点からも理解できるのではないでしょうか。
Googleのローカル検索において、口コミの件数・評価などの要素は、検索順位に大きな影響を与えます。特に、評価が高い口コミ・コメント付きの口コミが多いほど、検索順位が上がる要因になると考えられています。
もしユーザーから低評価の口コミを投稿されても、適切に返信・対応することが大切です。感情的にならず、真摯な対応を継続すれば、ユーザーからの印象が良くなる可能性があります。
「店名(Name)・住所(Address)・電話番号(Phone)」にまつわる情報は、それぞれの頭文字から「NAP情報」と呼ばれます。NAP情報が複数媒体で統一されている場合、Googleのクローラー(検索エンジン上のAI)は「ユーザーに正しい情報を発信している店舗」「多くの場所で話題になっている店舗」として認識します。
なお、NAP情報については「英数字の全角・半角」「漢字(ひらがな)表記」などが、完全一致している必要があると言われています。
店舗の情報に対して、どれだけユーザーが行動を促したかも重要です。Googleビジネスプロフィールでは、ユーザーからの電話回数・ルート検索回数をはじめとしたデータを蓄積します。エンゲージメント(ユーザー行動)の指標が高いほど、Googleは「この店舗は実際に利用されている」と判断し、ランキングを向上させると考えられています。
イベント告知・キャンペーン情報・最新情報を定期的に投稿すると、検索結果に良い影響が出ると考えられています。新たなコンテンツを充実させることで、Googleから「信頼できるアクティブなビジネス」と判断されるためです。
またコンテンツの閲覧数・クリック数など、投稿に関連したエンゲージメントも検索順位に影響すると言われています。
被リンク(他サイトからの遷移)を獲得すると、自サイトの認知度向上につながります。
また信頼性の高いローカルメディアなどからの被リンクも、ローカル検索の結果に良い影響を及ぼす可能性があります。

MEOアルゴリズムに沿って施策を行うメリットは、主に以下の3点があります。
効率良く上位表示を目指せる
潜在顧客にもアプローチできる
費用対効果が高い
Googleビジネスプロフィールでは、プロフィールの「パフォーマンス」を確認できます。
「パフォーマンス」は、ユーザーがビジネス情報にたどり着くまでの検索語句・閲覧状況・ホームページへのクリック数などが記録されているデータです。これらのデータをMEOアルゴリズムと照らし合わせながら比較すれば、「口コミを増やすべきか」「対策キーワードを再設定すべきか」など、対策が必要な箇所がわかります。
MEO対策により、見込み顧客だけでなく、これまで店舗の存在を知らなかった潜在顧客にもアプローチが可能となります。適切な施策を行うことで、Googleマップやローカル検索結果での上位表示が期待でき、ユーザーの目に留まりやすくなります。これにより、新たな顧客層の獲得が期待できるでしょう。
Googleビジネスプロフィールに登録することで、自社でパフォーマンス分析ができるようになり、低コストでの集客が実現します。外部にMEO対策を委託する場合でも、SEO対策に比べて比較的低コストで実施できます。
地図検索エンジンでの上位表示を目指す方法について解説します。具体的な方法は以下の5つです。
店舗情報を正しく入力する
口コミ管理・返信を行う
口コミを増やす取り組みを行う
写真や動画を追加する
MEO対策ツールを導入する
店名・所在地・電話番号など、店舗の基本情報は正しく入力しましょう。また提供している商品・サービスの名前も同様です。情報の正確性は、閲覧したユーザーに安心感を与えます。
口コミの管理・返信を行うと、ユーザーの存在や意見を尊重している店舗とアピールできます。口コミによる有益な情報の提供やビジネスのアピールは、Googleが公式に推奨しているものでもあります。
なお、店舗運営者として口コミに返信するためには、Googleビジネスプロフィール上でビジネスオーナーとして登録する手順が必要です。
より多くの口コミを書いてもらうためにアクションを起こしましょう。具体的には店舗や自社サイトに、口コミ投稿を促すポスター・URL・QRコードなどを設置する方法が効果的です。ポジティブな口コミが増えれば、視認性の高さが証明され、上位表示につながるでしょう。
ただし、金銭的報酬・割引・無料の商品で口コミを誘引することは、Googleのガイドライン違反になるため注意が必要です。
写真や動画などの視覚的な情報は、文章だけでは伝えきれない魅力を伝えることが可能です。例えば、料理の写真や店内の様子を掲載することで、ユーザーの興味を引き、来店意欲を高められます。
MEO対策の効果を高めるためには、定期的なパフォーマンス分析と継続的な改善が必要です。低コストで効果的に集客できる手段がMEO対策ですが、すべてを自社で行うには、時間や費用がかかります。口コミへの返信漏れ・掲載内容の不一致は、ユーザーの信頼低下につながる可能性があります。
この場合、MEO対策のツール導入も検討してみましょう。自店舗に必要な機能を洗い出し、適したツールを導入することが成功への一歩です。
「STOREPAD」は、イクシアス株式会社が提供するオールインワン型のDX支援ツールです。
Googleビジネスプロフィールをはじめ、主要SNS・大手ポータルサイトなど、多くの媒体と連携できます。
例えばInstagramで店舗情報を発信すると、他の媒体にも同時に送信されます。これにより、店舗情報を自動的に統一し、一括投稿で効率的なMEO対策が可能です。
さらに口コミの一括表示・返信や、AIによる口コミ内容の診断も行えます。すでに多くの業界で導入実績があり、どのツールを選ぶべきか迷っている方にもおすすめです。
>>MEO・ローカルSEOとは何か?何故重要なのか徹底解説
>>MEO対策を業者に頼むメリットとは?依頼のポイントも解説
>>MEO対策の決め手は口コミ|星評価で集客力を飛躍させる方法
今回はアルゴリズムを中心にMEO対策を解説しました。MEO対策に役立つツール「STORE PAD」は、ツールに不慣れな方でも導入しやすくなっています。このようなツールの活用も視野に入れ、効率的なMEO対策で集客力の向上を目指しましょう。
店舗ビジネスの成功を左右するのは「集客」と「顧客満足度」です。店舗事業者が押さえるべき基本的な集客手法から、ポータルサイトやホームページの活用法、Googleビジネスプロフィールの攻略ポイント、SNSマーケティングの基礎知識、さらにはUGC(ユーザー生成コンテンツ)や口コミの活用まで、実践的なノウハウをぎゅっと詰め込みました。 無料でダウンロードできますので、ぜひお店の集客やマーケティングに役立ててください。

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監修者プロフィール
折川 穣(Jo Orikawa)
IXYASのCMO。ex-Google。複数のスタートアップにて営業・マーケ・CS組織を立ち上げ、SaaSのAPI連携や販売代理モデルを構築。Microsoftではパートナーと連携し、AI市場の拡大戦略を推進。MAIAの取締役COOを兼務。https://www.linkedin.com/in/jorikawa/
